ヴィーガン男子のYumaです。今回は大豆ミートについてシェアします。
脱脂(搾油)した大豆に熱や圧力を加えてお肉のような形状と食感に加工した大豆ミート。ヘルシーで高タンパクなヴィーガン食材として人気な一方で、調理の際にはいくつかの点で悩みの声が。
今回はそんなお悩みを簡単に解消できるコツをご紹介します。 大豆臭さが気になるとき
洗う湯戻しした大豆ミートをざるにあげて湯切りをした後に、流水で洗います。最初は大豆の色がついた水が流れ出ますが、段々色は薄くなっていきます。絞った水が澄んでくれば完了です。
ココナッツオイルで炒める
オリーブオイルよりもさらに香り強いココナッツオイルで炒めることで大豆の香りを軽減出来ます。
大豆製品をプラス
味噌や醤油、豆乳など同じ素材で調味することで大豆の香りが浮き彫りにならず、バランスが取れます。
他の食材とのかけ合わせ
大豆ミートのきな粉のような香ばしい香りは、他の食材とのかけ合わせによっては臭みから風味に変わります。
ごぼうやレンコンなど滋味の深い根菜類、ホウレンソウやピーマン、旬の時期であれば菜の花などの春野菜といった苦みのある野菜との相性は抜群です。胡麻を使うのもおすすめです。いりごまを最後に振りかけたり、豆乳で伸ばした胡麻ペーストを使ってクリーム煮にすれば、胡麻の香ばしい香りが大豆ミートの臭みをカバーしてくれます。旨味が出ない、味がしないとき
強めに下味を付けておく
大豆にもうまみ成分はありますので、しっかりと下味を含ませるとそれだけで美味しさは倍増します。塩コショウを振ってなじませておくだけでもOK。塩と甜菜糖を2:1の割合で混ぜて振っておくのもおすすめです。調味液に漬け込む
予め調味液を用意しておき、そこに大豆ミートを入れて一晩寝かせておけば、しっかり味を含むうえにそのあとの調理も楽で一石二鳥。唐揚げを作る時も、豆乳と醤油を混ぜた調味液に大豆ミートをくぐらせてから衣をつけて揚げると味わいが格段に良くなります。出汁の活用
昆布や干しシイタケなど植物性の出汁を大豆ミートに含ませておくのもおすすめです。出汁を引くのが手間であれば、顆粒タイプのヴィーガン出汁を使っても良いですし、乾燥昆布や干し椎茸を細く切ってブレンダーで粉砕すれば即席の自家製ヴィーガンだし粉末の出来上がりです。
煮込み料理を作るのであれば、出汁を使わなくても美味しさを引き出すことができます。じっくり炒めた玉ねぎや、舞茸、しめじ、エノキなど数種類のきのこをしっかり炒めて旨味を効かせたところに、豆乳やトマトを入れて煮込めば様々な食材の旨味が大豆ミートに含まれて深い味わいに。トマトはフレッシュなものはもちろんのこと、缶やジュースでもOK。缶やジュースを使う場合は良く煮込む事で余分な水分をとばし、旨味を凝縮させることがポイント。
トマトピューレやヴィーガンケチャップを足しても◎パサパサで食べづらい、物足りないとき
脂質を含ませる
大豆ミートを使った料理に物足りなさを感じる最大の要因は「油不足」です。
油は1gで約9Kcalと、非常にコスパのいいエネルギー源です。そんな油、いわゆる脂質がとても少ない大豆ミートを「お肉の代わり」として使うにはヘルシーすぎるのです。
どれだけ旨味を効かせてもどこか物足りないと感じているなら是非試していただきたいのが揚げ焼きです。
ゆで上がった大豆ミートの水気を切り、フライパンに多めの油を敷いて大豆ミートを揚げ焼きにします。素揚げでももちろん構いませんが、大量の油が必要になり片付けが大変に。また、水気を切った大豆ミートは必要以上に油を吸ってしまう可能性も。「揚げ物には足りない」くらいの油量で揚げ焼きにしていきましょう。オイルを最後にひと回し
大豆ミート自体にオイルを含ませることに抵抗があるという方は、単純に多めの油で炒めるだけでも構いません。
または、いつも通りに作った料理の仕上げにオイルをひと回しかけるだけでも満足感アップ。特にオリーブオイルは仕上げにかけた方が香りも広がるのでこちらも一石二鳥です。【まとめ】大豆ミートをおいしく調理する方法
大豆ミートを「お肉の代替」として日々の料理に活用する為には大豆ミート単体では足りないお肉の要素をプラスする必要があります。その要素は「旨味」と「脂質」です。
今回ご紹介した方法で旨味をしっかりと効かせ、程よくオイルをなじませることで大豆ミートは格段に美味しくしくなり、満足感も十分に。是非お試しください。