ラッシュの「ネイキッド」とは?固形シャンプーが叶える、パッケージフリーという新しい選択

公開日: 2026.7.7

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ラッシュが30年前から続けてきた「ネイキッド」という選択。パッケージフリーが今、改めて注目される理由

プラスチックごみや気候変動、資源循環——。
これまで「環境問題」として語られてきたテーマが、今では私たちの日々の買い物や暮らしの中にも少しずつ入り込んでいます。そんな中で改めて注目を集めているのが、LUSHがブランド創業当初から大切にしてきた「ネイキッド(パッケージフリー)」という考え方です。


ボトルを使わない固形シャンプーや、包装を最小限にしたソープ。一見するとシンプルなアイテムですが、その背景には「自然からいただいたものは、できるだけ自然へ返したい」という、ものづくりへの誠実な姿勢があります。

2026年7月には、全国の店舗で「ネイキッドキャンペーン」が開催され、改めてこの考え方が発信されています。
環境への配慮だけではなく、使う人の心地よさや処方設計まで見据えたラッシュの取り組みから、これからのコスメ選びについて考えてみませんか。

「パッケージをなくす」は、ゴミを減らすことだけではない

ネイキッドとは、その名の通り「裸」の状態。つまり、できる限り容器や包装を使わずに販売する製品のことです。しかし、ラッシュが目指しているのは単なるプラスチック削減ではありません。
自然由来の原料を扱うブランドだからこそ、「自然と共にものづくりを続けるにはどうすればいいのか」という問いに向き合い続けた結果、生まれた答えがネイキッドでした。
パッケージをなくすことでゴミを減らすだけではなく、製品そのものの設計や物流まで見直し、環境負荷を根本から減らしていく。その発想は、サステナブルを「特別なこと」ではなく、毎日の選択に落とし込む取り組みとも言えるでしょう。

水を減らすことで見えてきた、処方というもうひとつのサステナビリティ

ラッシュの固形シャンプーやソープが評価されている理由は、容器がないことだけではありません。
実は、「水分を極力減らした固形処方」であることも、大きな特徴です。

「シャンプーバー(固形シャンプー)」


液体シャンプーやボディソープの多くには水が含まれています。
水分が多い製品は微生物が繁殖しやすいため、安全に使い続けられるよう、防腐剤を配合することが一般的です。防腐剤は製品の品質と安全性を守るために欠かせない存在であり、「入っているから悪い」「入っていないから良い」と単純に判断できるものではありません。一方で、ラッシュのシャンプーバーは、水分を可能な限り減らした設計だからこそ、微生物が繁殖しにくく、防腐剤に大きく依存しない「セルフプリザービング(自己保存)」という考え方を実現しています。

さらに、液体製品で使用されることが多い乳化剤や増粘剤なども最小限に抑えられるため、処方そのものをよりシンプルに設計することが可能になります。つまり、パッケージをなくすという発想が、結果として中身までシンプルにする。それは環境配慮だけではなく、処方そのものを見直すイノベーションでもあるのです。

「必要な分だけ買う」という、豊かさの新しいかたち

ラッシュでは、一部のソープを量り売りで販売しています。必要な分だけ購入できるこの仕組みは、昔ながらの商店街では当たり前だった文化でもあります。

現代では、使い切れずに余らせてしまったり、過剰包装の商品を買ったりすることが少なくありません。だからこそ、「必要な分だけを選ぶ」という買い方は、とても新鮮に映ります。ゴミを減らすだけではなく、本当に必要なものを選び、大切に使い切る。そんな価値観は、エシカルな暮らしとも深く重なっています。

小さな一つが、物流まで変えていく

手のひらサイズのシャンプーバー1個は、液体シャンプー約250mlボトル約3本分に相当するとされています。容器が不要になることで、輸送時の重量や容積が小さくなり、物流全体で排出されるCO₂削減にもつながります。

環境負荷は、製品を作る工程だけではありません。運ぶこと、保管すること、廃棄すること。ライフサイクル全体を見直すことで、小さな固形シャンプーが社会全体の負荷軽減へとつながっていくのです。

「使い捨てない」という選択肢も育てている

もちろん、すべての製品を固形化できるわけではありません。
シャワージェルやスキンケアなど、品質や使い心地を考えると容器が必要な製品もあります。ラッシュでは、そうした製品についても、使い終わった容器を店舗で回収する「BRING IT BACK」という取り組みを続けています。


回収した容器は、新たな容器や再生プラスチックへと生まれ変わり、資源を循環させる仕組みづくりが進められています。

「パッケージをなくすこと」と「必要なパッケージは循環させること」。
どちらか一方ではなく、製品ごとに最適な方法を選ぶ姿勢にも、ラッシュらしさが感じられます。

編集部より|サステナブルとは、「少し心地よい」を選び続けること

エシカルな暮らしというと、「我慢」や「不便」を思い浮かべる人もいるかもしれません。けれど、本来のサステナブルとは、日々の暮らしを豊かにしながら、その選択が未来にもつながっていくことではないでしょうか。

ラッシュのネイキッド製品は、「環境にやさしいから選ぶ」のではなく、「使っていて気持ちがいいから選ぶ」。その積み重ねが、結果としてプラスチック削減や資源循環につながっています。また、防腐剤についても、「入っていないこと」が目的なのではなく、水分を減らした処方だからこそ、その必要性を抑えられるという設計思想が根底にあります。成分を一つひとつ善悪で判断するのではなく、「なぜその処方になっているのか」という背景まで知ること。それもまた、自分らしいコスメ選びの第一歩です。未来を大きく変えるのは、特別な誰かではありません。毎日使うシャンプーや石けんを選ぶ、その小さな一歩が、私たち自身の暮らしと地球の未来を少しずつ変えていくのかもしれません。

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

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学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

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