夏のアウトドアに。今年は“脱プラキャンプ”にチャレンジしてみない?

公開日: 2021.6.18

更新日: 2022.8.28

特集

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夏は、海や山など自然豊かな環境でのキャンプが心地よい季節。豊かな自然を次の世代につなげていくために、今年はエシカルな“脱プラキャンプ”に挑戦してみませんか。

今さら聞けない。“脱プラ”が必要な理由って?

最近よく耳にする“脱プラ”という言葉。

脱プラとは、「①プラスチック製品をできるだけ作らず使わない②作る場合は再利用(リサイクル)を前提に作る」というアクションを指す言葉です。廃棄の削減を表す「リデュース(Reduce)」、繰り返し使用する「リユース(Reuse)」、そして再利用する「リサイクル(Recycle)」の3Rをベースに、プラスチックに依存した社会を変える行動が求められています。

では、いったいなぜ今“脱プラ”が必要なのでしょうか。実は、世界中で廃棄されたプラスチックが海に流れ出し、海の生態系を破壊し始めているという現実があります。その量、なんと毎年およそ800万トン。このペースで廃プラスチックが海に流れてしまった場合、2050年には魚の重量よりも多くのプラスチックが海に流れこんでしまうことに。プラスチックには汚染物質を吸着する性質があり、海洋生物の生態系を壊してしまうのはもちろん、人体に対する危険性も指摘されています。世界中で“脱プラアクション”が始まっているのには、そんな理由があるのです。

自然の心地よさを守りたい。脱プラキャンプを楽しむポイント

豊かな自然のなかで楽しむキャンプだからこそ、大切にしたいのは“自然との共存を楽しむ”という姿勢。脱プラキャンプを楽しむポイントをおすすめアイテムとともにまとめました。

1.食材は事前に下処理を。プラスチック容器を持ち込まない

スーパーの袋に、肉や魚介類がのった食品トレー、食品を包むラップに、飲み残しの入ったペットボトル…。キャンプやBBQで、たった一晩のあいだに驚くほどのゴミが出てしまった経験はありませんか。キャンプで出たゴミ類は持ち帰りが基本ですが、中にはゴミをそのままにしていたり、分別もせずにひとまとめにゴミ箱に処分してしまったり…という人も。

脱プラキャンプを実現するなら、食材の下ごしらえは自宅で済ませておくのが、プラスチックを“持ち込まない”ポイントです。

スターシャーは「繰り返し使えるジッパーバッグ」。シリコンでできた保存容器で、洗って何度も繰り返し使えるだけではなく、250℃までの高温にも耐えるので、袋ごと茹でたり、冷凍したり、オーブンで焼いたり…といった使い方もできるスグレモノです。切った食材を入れたり、事前に作っておいたマリネやスープを持ち込むのに使ったり…と、脱プラキャンプでマルチに活躍してくれること間違いなしのアイテムです。

▶公式HP「stasher

2.繰り返し使える食器にこだわってみよう

キャンプでかさばりがちなのが食器類のゴミ。ペットボトル飲料の入れ物や、プラスチックのカップ、使い捨てのカトラリーなど、使い捨ての食器類にはプラスチック原料のものが多いため、食器類を見直すことでプラスチックゴミを大幅に減らすことができます。
LIGHT MY FIREのミールキットBIOは、プレートやボウル、スナップボックス、バックアップカップなどの食器類が一式そろったアウトドアにぴったりの食器セット。非遺伝子組み換え作物のコーンから作られたバイオプラスチック製で、もちろん繰り返し使えます。軽量でコンパクトにまとまるので、アウトドアでの使用にぴったりです。

3.片づけまでがキャンプです。食器洗い洗剤にも注目しよう

多くのキャンプ場では、近隣の河川や土壌へ悪影響を及ぼすおそれから、一般的な食器用洗剤の使用はNG。食器は、水洗いもしくは自然への影響を考慮した洗浄を行うのがベターです。

マスターミネラルは食品にも使えるケミカルフリーな清浄剤。化学物質を分解し「使えば使うほど環境を改善する」という強みを持っています。食中毒の原因となる大腸菌、O157、黄色ブドウ球菌などの殺菌試験もクリアしているので、食器洗いはもちろん、暖かく菌が繁殖しやすい時期の手洗いにもおすすめです。

自然環境を守りながら楽しもう。“脱プラキャンプ”まとめ

食材の下処理を行いキャンプにプラスチック容器を極力持ち込まない、食器を少し変えてみる…など、“脱プラキャンプ”はそう難しいことではありません。たとえ小さなアクションでも、大勢が行動すればきっと自然環境の維持につながるはず。今年は、楽しみながら“脱プラ”、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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