わたしにできる小さな支援。エシカル消費で復興支援にトライしよう
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エシカル消費とは、人や社会、環境のことを考えた買い物をすること。フェアトレードの商品を購入して社会貢献をしたり、リサイクル商品を買って環境保護に貢献したり…とさまざまですが、今回はエシカル消費の一種である「地域支援」をピックアップ。自然災害の多い日本、被災地への復興支援をご紹介します。
自然災害に新型コロナウィルス感染症…今、わたしたちにできることは?
台風や大雨、大雪、洪水、土砂災害に火山の噴火、そして地震。日本は、海外と比較して自然災害に見舞われやすい国だといわれています。さらに2020年からは自然災害にとどまらず、新型コロナウィルスの蔓延によってたくさんの業種が苦しい状況に追い込まれているという現実があります。
寄付やボランティア活動も大切ですが、今回は“買い物が復興支援につながる”商品をピックアップしてみました。
お買い物が支援に。復興支援について学んでみよう。
復興支援のアイテムは大きく分けて3種類。2021年6月現在、実際に買って支援ができる商品と合わせてご紹介します。
1.収益の一部(もしくは全額)を被災地域に寄付するチャリティー商品
売り上げの一部を被災地の義援金として寄付をする商品。被災地の企業はもちろん、被災地以外の企業が支援のために販売することもあります。
※画像は、メーカー様の公式より拝借
☆ハッピーヴァーベナシリーズ(shiro)
フレグランスやホームケア、スキンケア、メイクアイテムなどを取り扱う、香りの専門店『shiro』。目の覚めるような爽やかな香りが特徴的なハッピーヴァーベナは、東日本大震災を受け、「香りの力で元気を取り戻してほしい」という思いから発売された人気商品。オードパルファム、ルームフレグランス、オイルインハンドスプレー、ハンド美容液の4種のラインナップで、いずれもオンラインストア限定商品です。
ハッピーヴァーベナシリーズの利益はすべて東北地方への復興支援として寄付されるとのこと。元気が出るような香りは夏にもぴったり。復興支援をしながら香りのパワーをいただいでみては?
2.被災地域の特産品や伝統工芸品など、産業の継続支援になる商品
それから、被災地で育った農作物や海産物を買ったり、地域で歴史を持つお店の商品や伝統工芸品を買ったりするのも、地域の歴史や文化を守り、次の世代へつないでいくための大切な支援。特にコロナ禍では、業種を問わず多くの産業が影響を受けている状況ですので、応援したい業種のアイテムをお取り寄せすることで支援することが可能です。オンラインショップで購入できるものも多く、地域ならではの魅力あふれるアイテムに出会えます。
※画像は、メーカー様の公式より拝借
☆米のめぐみろうそく(高澤ろうそく店)
明治25年創業、石川県の伝統工芸品である七尾和ろうそくの老舗『高澤ろうそく店』。ハゼの実から採れるロウや米ぬか、菜種や椰子油などを原料に作られている植物性のろうそくを作り続けるお店です。「米のめぐみろうそく」は米ぬかを再利用してつくられた自然にやさしいろうそく。環境と人にやさしいろうそくのあたたかな炎の揺らぎに癒されてみてはいかがでしょうか。
3.被災地の雇用につながる支援商品
被災地には、被災により生活立て直しのための資金が必要な人や、生きがいとしての仕事を失ってしまった人も多数います。被災地の人の直接的な収入につながる商品の購入も大切な復興支援です。
※画像は、メーカー様の公式より拝借
☆笑顔がつながるコットンマスク(Love&Sence EAST LOOP)
EAST LOOPは、東日本大震災で被災した宮古・大槌・釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼などの地域の女性たちが手がける手仕事ブランド。かぎ針編みのブローチなど心あたたまるアクセサリーの製作が行われています。コットンマスクは商品価格の50%が生産者グループに届くので、買い物をすることで直接的な支援ができるのも魅力です。まだまだマスクが手放せないコロナ禍、ぬくもりがあふれるやさしいマスクの購入で支援してみてはいかがでしょうか。
今、わたしにできる“エシカルな復興支援”まとめ
チャリティーアイテムの購入や、被災地の名産品の購入、被災地の人々の就業機会創出につながる商品の購入など、復興支援のかたちはさまざま。オンラインショップで購入できる復興支援商品も多いので、ステイホームの最中も支援が可能です。ぜひ探してみてくださいね。