【VEGAN’S LIFE調査】食品表示の関心度について
公開日: 2023.3.24
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VEGAN’S LIFE編集部では、食に関心が高い方にご協力いただき『食品表示の意識動向』について調査を実施しました。食品を購入する際に品質表示や説明書きが購入の後押しになったりするのか、また未来の食品に求めることなどを伺いました。
【調査概要】
調査実施時期:2023年3月11日~3月20日
回答者数:260人
手法:インターネット調査
回答者の関心がある食生活について
アンケートにご協力いただきました方の、関心のある食生活については、以下の通りです。(複数回答可)
1位:無添加/オーガニック 198人(18.8%)
2位:グルテンフリー 164人(15.6%)
3位:ヴィーガン 125人(11.9%)
4位:マクロビオテック 91人(8.7%)
5位:高タンパク・低カロリー食 81人(7.7%)
6位:糖質制限 79人(7.5%)
7位:ローフード・リビングフード 74人(7%)
8位:フレキシタリアン 70人(6.7%)
9位:ぺスコ・ベジタリアン 40人(3.8%)
10位:オリエンタルヴィーガン 29人(2.8%)
11位:ポーヨー・ベジタリアン 19人(1.8%)
11位:フルータリアン 19人(1.8%)
11位:オボベジタリアン 19人(1.8%)
12位:ラクトベジタリアン 18人(1.7%)
13位:オボラクトベジタリアン 17人(1.6%)
14位:その他 5人(0.5%)
15位:特にない 4人(0.4%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- 発酵食品
- カフェインフリー
- 薬膳
- 無農薬
- 人口甘味料、添加物フリー
品質表示や説明書きの確認について
食品購入時に、品質表示や説明書きを確認するかについて伺ったところ以下の結果となった。
「必ずチェックする」は195人で、回答者の76.2%となった。続いて、「ときどきチェックする」が55人、「あまりチェックしない」3人、「その他」2人、「チェックしない」1人となった。
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- 見たことがないものだけ必ず確認する
- 品質の他に栄養価もチェック
注視するポイントについて
食品購入時に、品質表示や説明書きの何に注意してチェックするかを伺ったところ以下の結果となった。(※複数回答可)
1位:原材料 229人(15.4%)
2位:食品添加物の有無 208人(14%)
3位:原産国/生産地 200人(13.5%)
4位:期限表示(賞味期限・消費期限) 131人(8.8%)
5位:白砂糖の有無 127人(8.6%)
6位:価格 126人(8.5%)
7位:小麦の有無 108人(7.3%)
8位:動物性成分の有無 104人(7%)
9位:内容量 60人(4%)
10位:製造年月日 51人(3.4%)
11位:アレルギー成分の有無 48人(3.2%)
12位:植物性成分の有無 45人(3%)
13位:保存方法 34人(2.3%)
14位:その他 12人(0.8%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- 添加物自体が、どれくらい全体量のどれくらい入っているのか、スラッシュの位置を確認する
- 人工甘味料の有無
- 栄養成分
- カロリー表記
- 有機かどうか
- 遺伝子組み換えかどうか
- ヴィーガンと書いてあるとそちらを購入
- 油
- 遺伝子組換え
- 人口甘味料、アミノ酸、香料など
- 有機栽培であるか
「添加物未使用」表示の購入理由動向ついて
「人工甘味料無添加」「保存料を使用していません」「合成着色料不使用」「添加物不使用」などの添加物を使用していない旨の表示は、商品を購入する際のきっかけについて伺ったところ以下の結果となった。
「購入のきっかけになる」と回答した人は212人おり、回答者数全体の82.8%となった。
「どちらともいえない」28人(10.9%)、「購入のきっかけにはならない」11人(4.3%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- アイキャッチになるのですが、そちらが書いてあっても添加物らしきものが入っている可能性が有るので、原材料をチェックして購入するか決めます。
- 書いてても、成分表に気になるのがあるか確認します。
- その他の原材料も見てきめます。
- 手に取るきっかけにはなるが、裏面の表示を見てそれ以外の添加物がないかを見て決める。
- 完全に自然由来100%であることは最低条件で、基本的にはオールオーガニックを選びます。
「動物性成分未使用」表示の購入理由動向ついて
「動物由来成分不使用」「乳製品不使用」「白砂糖不使用」などの表示は、商品を購入する際のきっかけについて伺ったところ以下の結果となった。
「購入のきっかけになる」と回答した方が199人で、回答者全体の77.7%となった。
「どちらともいえない」46人(18%)、「購入のきっかけにはならない」9人(3.5%)、「その他」2人(0.8%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- ものと場合によるが、かと言って添加物がバリバリ入っていても購入しない
- 動物性食品はできるだけ避けているし、魚介類以外は実際購入もほとんどしないけれど、添加物が入っていたら購入しません。
避ける食品添加物について
実際に商品を購入する際にどのような食品添加物をさけていますか。について伺ったところ以下の結果となった。(※複数回答可)
1位:人工または合成の添加物 128人(10.8%)
2位:着色料 122人(10.3%)
3位:漂白剤 115人(9.7%)
4位:防カビ剤 104人(8.8%)
5位:甘味料 98人(8.3%)
5位:保存料 98人(8.3%)
6位:すべての添加物93人 (7.9%)
7位:増粘剤 82人(6.9%)
8位:安定剤 81人(6.9%)
9位:酸化防止剤 77人(6.5%)
10位:乳化剤 67人(5.7%)
11位:香料 59人(5%)
12位:酸味料 48人(4.1%)
13位:その他 8人(0.7%)
「その他」 の中には、以下のような意見があった。
- アミノ酸
- 亜硫酸塩
- たんぱく加水分解物、発酵風調味料、酒精など
- 身体に悪いと認識してるもの
- 発色剤
特定添加物の不使用のイメージについて
「〇〇を使用していない」「△△添加物」など、〇〇や△△といった特定の添加物を使用しないという表示に、どのような印象を受けますか。と伺ったところ以下の結果となった。
1位:〇〇や△△といった特定の添加物を使用していない商品であるという印象 176人(37%)
2位:他の同様商品と比較して、使用している添加物が少ないという印象 108人(22.7%)
3位:ヘルシー/身体によい商品であるという印象 74人(15.5%)
4位:アレルギーの方にも安心という印象 33人(6.9%)
5位:高価格帯であるという印象 21人(4.4%)
5位:地球環境に優しいという印象 21人(4.4%)
6位:SDGSの観点から良いという印象 14人(2.9%)
7位:トレンド感があるという印象 11人(2.3%)
8位:〇〇や△△といった特定の添加物以外にも全く添加物を使用していないという印象 9人(1.9%)
9位:その他 7人(1.5%)
10位:何の印象ももたない 2人(0.4%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- 完全に無添加ではないということ
- 消費者の事を考えてくれているという印象
- 〇〇は使用していないが、実は他の添加物は使用しているイメージ。気を引く謳い文句がほとんどな印象。
- 合成着色料不使用と書いてあっても、発色剤は使われてるのではないか、疑って見てしまう
- 他のものよりマシだな、と思う。徹底的に変なものが入っていないものを見つけるのは難しい
- 完全に合成添加物不使用でないのに、〇〇は不使用と書かれると、健康や環境に配慮している訳ではなく、逆に売るためのポーズなんだな、と思ってしまいます。
- その他の添加物から目を逸らせているような印象
「動物由来成分不使用」「乳製品不使用」「白砂糖不使用」のイメージについて
「動物由来成分不使用」「乳製品不使用」「白砂糖不使用」などの表示に、どのような印象をうけますか。について伺ったところ以下の結果となった。
1位:ヘルシー/身体によい商品であるという印象 118人(21.9%)
2位:他の同様の商品と比較して、使用している添加物が少ないという印象 111人(20.6%)
3位:アレルギーの方にも安心という印象 77人(14.3%)
4位:動物愛護という印象 69人(12.8%)
5位:地球環境に優しいという印象 62人(11.5%)
6位:トレンド感があるという印象 32人(5.9%)
6位:SDGSの観点からも良いという印象 32人(5.9%)
7位:高価格であるという印象 23人(4.3%)
8位:何の印象ももたない 9人(1.7%)
9位:その他 6人(1.1%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- 動物性食品不使用を謳ってる物は添加物が多いイメージ
- 自分はヴィーガンなので、「食べれるなあ」と思います。
- 食べる(食べれる)ものだという印象、乳製品アレルギーの人も食べれるものだという印象
- それに代わる何かが逆に身体にマイナスな成分でないかチェックします
- ヴィーガンでも大丈夫かな?と思う
- 他のものより、マシかな、くらいです
アレルギー対応専門店・ヴィーガン・プラントベース専門の関心度について
アレルギー対応専門店・ヴィーガン・プラントベース専門店の利用意向について伺ったところ、次の結果となった。
「必ず利用したい」が138人で、回答者全体の53.9%となった。
「利用したいと思う」99人(38.7%)、「どちらでもない」10人(3.9%)、「あまり利用したいとは思わない」7人(2.7%)、「利用しない」1人(0.4%)、「その他」1人(0.4%)
「その他」の中には、以下のような意見があった。
- プレゼントであれば購入したいと思うが、自分用には思わない
未来の食品に求めるものについて
すばり、未来の食品に求めるものは何ですか。と伺ったところ、以下の回答結果となった。
「環境に配慮した人や動物に優しい食品づくり」「食品は安心安全であるクリーンなものである」といった声がもっとも多かった。
- 環境に配慮した人や動物に優しい食品づくり
- アレルギー対応商品などでもちゃんと栄養が摂れ、美味しいもの
- 子供に安心して食べさせることができるもの。
- 野菜や果物は自然農法、無農薬・無化学肥料が基本である事。添加物なしが当たり前である事。
- プラントベースが主流になってほしい
- 薬漬けでない食品。日本は添加物が多すぎて外食などは何も食べる気がしません
- 捨てる部分がなく、ゴミの出ない食品(パッケージもお店でリサイクルできる)
- みための鮮やかさよりも中身重視
- 昆虫食
- 農家さんにも優しいもの。
- 自然派の食品が増えてほしい。
- 日本は添加物の使用制限が緩い気がするので身体によい食品を求めます
- 安いばかりではなく、商品価値のあるものは値段はそれなりにあげてよし。市場適正価格という言葉は不要だと思います。
- 五感で楽しめる食事
- 作りすぎない、必要な分のみの供給
- グルテンフリーやヴィーガン食がもっと増えて欲しいとは思う。選択肢として選んだものが偶然そうだった。ってくらい当たり前に普及していて欲しい。
- 形状よりも、高品質。無農薬。
- vegan製品でも人間の体にも悪いものが入ってない
- コンビニでも手軽に添加物を使用していない食品を手に入れられるようになること
- 持続可能なもの。パッケージ(リサイクルやコンポスト、できるだけゴミが出ない等)食品自体の育て方(動物がどのように飼育されてどのように亡くなっていくか。育てる環境。育てる上で環境破壊や汚染がないか)人間、動物、地球が持続可能なもの。
- 自然環境とのバランスを保ちながら1次産業を守ること。
- トランス脂肪酸が使用不可が当たり前になること
- 利便性重視ではなく、体が喜ぶ食品
- 美容にいいもの。白砂糖不要。低価格な商品
- 安心安全の当たり前さ、クリーンさ
- 昆虫色は絶対嫌だし、代替肉もあまり惹かれないけど、添加物フリーやグルテンフリーなど、人の身体に良い食品は追求していって欲しい。人、環境、動物に優しいのは理想ではあるが、肉魚玉子などは人間らしい食事という観点から残って欲しいと思う。
【取り組んでいる】食生活について
現在、取り組んでいる食生活について伺ったところ、以下の回答結果となった。
「無添加/オーガニック」が84人で最も多く、続いて「グルテンフリー」30人、「フレキシタリアン」27人、「ヴィーガン」24人、「特になし」21人、「糖質制限」19人、「高タンパク・低カロリー食」16人、「ペスコ・ベジタリアン」10人、「ローフード・リビングフード」5人、「オリエンタルヴィーガン」5人と続いた。
【まとめ】食品表示の意識動向について
興味関心が高い食生活・実際に取り入れている食生活ともに上位に上がってきたのが「無添加/オーガニック」である。続いて、「グルテンフリー」「ヴィーガン」が上位にランクイン。
製品に記載される品質表示や説明書きの確認については79%以上が確認することが分かった。また、チェックポイントとしては、「原材料」が最も高く、「食品添加物の有無 」「原産国/生産地 」「期限表示(賞味期限・消費期限)」 「白砂糖の有無」「価格」と続いた。
避ける添加物については、「人工または合成の添加物」が最も高く、「着色料」「漂白剤」「防カビ剤」「甘味料 」「保存料」と続いた。
アレルギー対応専門店・ヴィーガン・プラントベース専門店が存在した場合の関心度については、「必ず利用したい」「利用したい」と回答した方は、92%を超えた。
未来の食品に求められるものは、「地球にも生産者にも人・動物にも優しい」ものである。
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