ビヨンセが挑んだことで一躍有名になったヴィーガン食ダイエット。その名のとおり、肉や魚、卵、乳製品を排除したヴィーガン流の食生活を送ることで健康的に減量を目指すというものですが、はたして実際に効果があるのでしょうか。
ビヨンセが挑んだ「22日間ヴィーガン食ダイエット」って?
ビヨンセのトレーナーも務めるマルコ・バーガス氏が考案した「22日間ヴィーガン食ダイエット」ヴィーガン食に徹することで減量をはかるというもので、ビヨンセはヴィーガン食ダイエットの実践で30キロの減量に成功したというから驚きです。まずはそのルールをチェックしてみましょう。
【22日間ヴィーガン食ダイエットのルール】
・動物性食品は口にしない
・できる限りオーガニックの食品を摂る
・植物性の食品であっても加工品はNG
・食物繊維、脂肪、たんぱく質を8:1:1の割合で摂取する
・水をたっぷりと飲む
上記に加えて30分程度の運動を加えるとベターなのだそう。
ヴィーガン食ダイエットを行うことで、減量効果のほか、デトックス作用や美肌効果、体臭を減らす効果などが期待できるといわれています。ヴィーガン食ダイエットを始める前に知っておきたいこと
ダイエットのためにヴィーガンを実践している人は世界中に多く、Instagramでは「#Veganweightloss(ヴィーガンで減量)」タグの投稿が29.3万もヒットします。
高カロリーな動物性食品を排除するヴィーガン食はたしかにヘルシーで減量に効果がありそうですが、やり方を間違ってしまうと栄養失調などのリスクがあるため注意が必要です。ヴィーガン食ダイエットを始める前に注意しておきたいこと
たんぱく質欠乏に注意する
ヴィーガン食ダイエットでは、高たんぱくな肉や魚を摂取することができません。とはいえ、たんぱく質はカラダをつくるのに大切な栄養素。ヴィーガンは主に大豆やヒヨコ豆といった豆類からたんぱく質を摂取するため、豆類を積極的に摂取する習慣づくりが必要です。野菜をたっぷりと摂る
ヴィーガンはカラダに必要な栄養素をすべて穀物と野菜から摂取します。単に動物性食品を排除するだけではなく、野菜の摂取量をきちんと増やし、カラダに必要な五大栄養素をまんべんなく摂取できるようにしましょう。良質な脂質摂取を心掛ける
動物性の脂質を摂らないヴィーガンが摂りたいのは、アボカドやナッツなどに含まれる良質な脂質。ナッツに含まれている脂質は不飽和脂肪酸と呼ばれる脂肪燃焼効果が期待できる優秀な脂質だといわれています。ヴィーガン食にしたからといって必ずしも痩せるとは限らない
野菜と穀物のみをいただくのでとってもヘルシーな印象があるヴィーガン食。ですが、必ずしも減量に成功するとは限りません。いったいなぜでしょうか。
まずは、野菜や穀物を食べすぎていること。肉や魚を食べることで得ていた満足感、満腹感が得られず、「どのぐらい食べればおなかいっぱいになるのかわからない…」とつい食べすぎてしまうケースです。
また、ヴィーガンやベジタリアンの食品だからといってすべてカロリーが低いとは限らないので注意が必要です。たとえばナッツ類は高カロリーですし、ポテトチップスなどのスナックはたとえ植物油で揚げられたヴィーガン仕様であっても高カロリー。たとえ動物性食品を排除してカロリーを減らしたとしても、カロリーバランスが崩れた食事を摂っていてはダイエット効果は期待できません。【まとめ】ヴィーガン食ダイエット
ヴィーガン食ダイエットで大切なのは、ヴィーガン流の栄養摂取方法や栄養バランスをしっかりと知ってからスタートすること。栄養バランスが偏ることで起こるリスクを軽減し、ヴィーガン食ダイエットを成功に導きましょう。