地球温暖化に関する意識調査2023 by VEGAN'S LIFE
公開日: 2023.8.28
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VEGAN’S LIFE編集部では、『地球温暖化に関する意識調査』を実施しました。
地球温暖化や気候変動問題について関心の有無、地球温暖化による影響の拡大について、対策の必要性などを伺った。
【調査概要】
調査実施時期:2023年8月18日~8月27日
回答者数:151人
手法:インターネット調査
【サマリー】地球温暖化に関する意識調査について
回答者151人のうち、94%が地球温暖化や気候変動問題に関心があることがわかった。また、地球温暖化の影響の拡大については、93%の方が拡大を感じているという結果に。
地球温暖化が拡大していると思う理由については、「猛暑日が(最高気温35度以上)が増えたこと(140人)」が最も多く、続いて「台風や大雨などのゲリラ豪雨が発生しやすくなり、災害が増えたこと(122人)」「水不足や渇水が増えたこと(73人)」「季節の野菜や果物が高騰することが増えたこと(70人)」「桜の開花時期が変化していること(62人)」となった。
また、回答者の92%が地球温暖化に関する対策が必要だと感じている。現在自身が行っている対策として挙げられていたのが、「マイバックの持参(137人)」が最も多く、続いて「マイボトル(水筒)の持参(124人)」、「自転車や交通期間を利用している(79人)」、「水道水やお湯節約している(74人)」、「宅配品の再配達を防ぐため、置き配や宅配ロッカーなどを利用している(73人)」、「地球温暖化に関する情報収集を心がけている(73人)」、「エアコン使用時の室温は、夏場は28℃、冬場は20℃を心がけている(66人)」となった。
地球温暖化や気候変動問題についての関心の有無について
「現在、あなたは地球温暖化や気候変動問題について関心がありますか?」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「とてもある」87人、「ややある」55人、「あまりない」5人、「全くない」4人となり、回答者の94%が地球温暖化や気候変動問題に関心がある結果となった。
地球温暖化による影響の拡大について
「あなたは、地球温暖化による影響が拡大していると思いますか。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
回答者の93%の方が地球温暖化の影響を感じているという結果になった。
「すごく影響は拡大していると思う」107人(70.9%)
「ある程度影響は拡大していると思う」23人(15.2%)
「拡大していると思う」11人(7.3%)
「拡大しているとは思わない」6人(4%)
「どちらともいえない」2人(1.3%)
「わからない」1人(0.7%)
「その他」1人(0.7%)
地球温暖化が拡大していると思う理由について
「地球温暖化が拡大していると思う理由について教えてください。当てはまるもの全てにチェックしてください。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「猛暑日が(最高気温35度以上)が増えたこと」140人(28.9%)
「台風や大雨などのゲリラ豪雨が発生しやすくなり、災害が増えたこと」122人(25.2%)
「水不足や渇水が増えたこと」73人(15.1%)
「季節の野菜や果物が高騰することが増えたこと」70人(14.4%)
「桜の開花時期が変化していること」62人(12.8%)
「その他」18人(3.7%)
「その他」には、以下のような回答がありました。※重複している内容につきましては、1つにまとめています。
- 絶滅危惧種が急速に増えた。色々なことが急速に変わった。
- わかめが薄くなったこと。珊瑚がいないはずの場所に珊瑚が発生したこと。
- 動物たちや虫たちが激減した
- 世界中で山火事が起きていること
- 風力発電、太陽光パネルの自然破壊
- 砂漠化、流氷が溶けていること
- 北極で雨が降った
- 日々重ねる毎に変化は起きる。それと同じように地球も少しずつ生まれ変わっていく。台風や気温上昇などの災害は悪いと考えずにむしろプラス思考して欲しいと私は考えている。
- もはや5月が夏並みに暑い事、元々は冬用だった袷着物が現代では(茶道などルールが厳格な場合を除き)使われなくなった事
- 夏に外で子供が遊べなくなった。
- 海の魚の生息域の北限が変わってきているように感じる。現に私自身、釣りを始めた20年数前には北海道ではほとんど釣果を聞かなかったアオリイカ・ブリ・クロメバルを北海道内で釣り上げている。
- サンゴの白化、海面上昇
- 降雪量が少しづつ減っていること
地球温暖化対策は必要性について
「地球温暖化対策は必要だと思いますか」と伺ったところ、以下の結果となりました。
回答者の92%が、地球温暖化対策の必要性を感じている結果となった。
「とても必要だと思う」108人(71.5%)
「必要だと思う」31人(20.5%)
「全く必要だと思わない」4人(2.6%)
「わからない」4人(2.6%)
「その他」2人(1.3%)
「あまり必要だと思わない」2人(1.3%)
自身が行う、地球温暖化対策の取り組みについて
「日常の生活において、地球温暖化対策の取り組みは行っていますか。当てはまるもの全てにチェックしてください。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「マイバックの持参」137人(15.6%)
「マイボトル(水筒)の持参」124人(14.1%)
「自転車や交通期間を利用している」79人(9%)
「水道水やお湯節約している」74人(8.4%)
「宅配品の再配達を防ぐため、置き配や宅配ロッカーなどを利用している」73人(8.3%)
「地球温暖化に関する情報収集を心がけている」73人(8.3%)
「エアコン使用時の室温は、夏場は28℃、冬場は20℃を心がけている」66人(7.5%)
「家電の買い替え時には、省エネ家電を選択している」63人(7.2%)
「冷房や暖房の使用時間を短くしている」57人(6.5%)
「身近な人に地球温暖化問題に関して話している」47人(5.3%)
「畜産による地球温暖化を危惧し、菜食中心(プランベース)の生活を送っている」43人(4.9%)
「地球温暖化問題に関連するイベントなどに参加している」28人(3.2%)
「その他」17人(1.9%)
「その他」には、以下のような回答がありました。※重複している内容につきましては、1つにまとめています。
- 地産地消/脱使い捨てプラスチック
- 出された食べ物は食べ残さない
- 風力発電と太陽光パネル、海への汚水反対
- なるべくゴミが減るようにしている。何度も使えるシリコンバッグ、ガラス容器、瓶などを使用しプラが減るように努めている。
- エアコンはつかってないです
- 電気を再エネ会社に切り替えている
- コンポストによる生ゴミの削減を行っている
- プラントベースではないが、牛肉は家庭では購入しない。リサイクル素材を使う企業の製品を取り入れる。
- 1日1食、10アンペア生活、家電なし
環境問題対策によって生活が不便と感じることについて
「地球温暖化による、環境問題対策によって生活が不便になっていると感じることはありますか。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「あまり感じない」54人(35.8%)
「ときどき感じる」43人(28.5%)
「よく感じる」33人(21.9%)
「全く感じない」21人(13.9%)
環境問題対策と生活の不便さについて
「地球温暖化による、環境問題対策のためには、多少の生活の不便さは仕方ないと思いますか。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「ややそう思う」71人(47%)
「とてもそう思う」56人(37.1%)
「あまりそう思わない」20人(13.2%)
「全くそう思わない」4人(2.6%)
地球環境問題に配慮した商品の選択について
「機能・デザイン・価格が全て同じ2つの商品があった場合に、地球環境問題に配慮した商品の方を選びたいですか。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
「とてもそう思う」110人(72.8%)
「ややそう思う」33人(21.9%)
「あまりそう思わない」8人(5.3%)
地球環境問題について真剣に受け止める必要があるかについて
「今後、地球環境問題について真剣に受け止める必要があると思いますか。」と伺ったところ、以下の結果となりました。
回答者の91%が、地球環境問題について真剣に受け止める必要があるという結果になった。
「とてもそう思う」109人(72.2%)
「ややそう思う」29人(19.2%)
「わからない」5人(3.3%)
「その他」4人(2.6%)
「全くそう思わない」2人(1.3%)
「あまりそう思わない」2人(1.3%)
地球環境問題について、真剣に受け止める必要があると思った理由について
「地球環境問題について、真剣に受け止める必要があると思った理由を教えてください。」と伺ったところ、以下の意見をいただきました。※重複している内容につきましては、1つにまとめています。
- 地球に人間が暮らせなくなると思うから
- 子供の頃から、こんなこと(プラスチックの生産、適当な焼却、不法投棄など)をしていたら地球がプラスチックだらけになるし空気も汚れるんじゃないかなと思ってしまっていたのが、こんなにも早く地球に出てしまったことが残念。私は世界の鳥を、動物を守りたい
- 温暖化は宇宙もしくは地球自身の変化だから人間の力ではどうする事もできない。それよりもこれからくる氷河期に備えるべき。
- 地球環境が健全でなければ、人も動物も健康でいることはできないし、将来世代に住みやすい地球を残すことは今の世代の責任であるから
- 次の世代のためにいい環境をひきづいてもらいたい
- このままでは近い将来人間が生活できないほど気温の上昇や食糧難が懸念されるから
- 誰かがいつかやってくれるというマインドでは歯止めがかからないから、地球人全員が意識を変える必要があると思うから。
- わたしたちひとりひとりが真剣に考え対策を取らないと問題解決に至らないから
- 気候の変化は地球規模で起きていることで、歴史的俯瞰するまでもなく、報道によるものに限らず肌身で感じているというのは、事態の大きさを否応なく突きつけていると思う。
- あまりにも政治が地球環境問題に対して動かなさすぎるのでまず意識を変えて政府規模で対策できるようにしたい
- やはり、近年には例の無い災害が増えたと、自身も感じているから。又、各企業の取り組みも、明らかに増えたと思う。
- 生活のスタイルが変わってきているから
- 最近暑すぎてしんどいため
- 「温暖化」という言葉は小学生の頃から耳にしていましたが、ここ数年で急速に温暖化が進んだように感じているから。
- 豪雨に猛暑日続出により日本だけではなく世界各国に影響を及ぼしているから
- 今、当たり前に使っている水やガスが使えなくなる日が来るかもしれないから。
- 生態系に影響が出ているので
- 水温の変化により漁獲できる魚も量が減ったり、種類が変わってきたりしていると感じる。世界的に気候の変化も著しいと思う。平均気温も年々上がり続けていてこのままではいけないと感じる。
- 地球で生き物が住めなくなると困るから
- 温暖化との関係性ははっきり言って疑問がある部分もあるが、環境が破壊されたら生態系も変わってしまい、人間も住めなくなると思うから。
- 地球温暖化時代から、地球沸騰時代になってしまったと知ったから。
- 連日の猛暑、頻繁なゲリラ豪雨。今まで大丈夫だったから通用しない昨今の気象
- このまま暑い日が続くと、外で仕事できなくなる
- 人権の問題だからです。ハワイの災害や沖縄の台風で苦しんでいる人のことを思うと胸が痛みます。また女性やクィア、障がい者、外国人など、マイノリティの方が災害時により深刻な被害を受けやすいというのが、問題だと思います。
- 降雪量が年々減っていて温暖化を感じる。四季がなくなってきている気がする。野生生物の生活環境が脅かされている記事を見ると人間の都合でこのままにしておけないと思いました。
- 温暖化→エアコン→電気→発電→温室効果ガス…負のループに嵌っていると思うから
- 大人がもっと勉強しないと子供に教えられないと思ったから
- NASAが公表した地球平均気温のグラフを見たこと、また温暖化以外にもプラスチック等の問題が山積みであるため
- 環境活動家の谷口たかひささんのお話し会を聞いたから
- 人類として当然あった方が良い意識だから。
- 食料自給率の低い日本なので、今後、水不足や食料不足などで貧困層の飢餓が増えたり、戦争が起こったり等、これまでのあたりまえの暮らしができなくなっていくと思うからです。
回答者の年代について
30~34歳:28人
45~49歳:27人
40~44歳:24人
25~29歳:23人
35~39歳:20人
20~24歳:19人
~19歳:4人
50~54歳:3人
60~64歳:2人
55~59歳:1人
関心のある食生活について
「無添加/オーガニック」91人
「グルテンフリー」66人
「ヴィーガン」63人
「高タンパク・低カロリー食」55人
「糖質制限」49人
「マクロビオティック」30人
「フレキシタリアン」27人
「ローフード・リビングフード」25人
「特にない」21人
「オリエンタルヴィーガン」16人
「ラクトベジタリアン」12人
「オボラクトベジタリアン」10人
「フルータリアン」9人
「ぺスコ・ベジタリアン」9人
「オボベジタリアン」8人
「ポーヨー・ベジタリアン」7人
「その他」4人
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