世界各国のヴィーガン認証マーク

公開日: 2022.2.1

更新日: 2022.8.28

豆知識

share

ヴィーガン男子のYuma です。
今回は、ヴィーガン認証マークの種類や特徴についてご紹介します。

ヴィーガン認証マークとは

認証マークには多くの場合「Certified by ○○」という記載があります。○○の中には、実際にその商品がヴィーガンに対応したものであるかどうかの審査を行った機関の名前が入ります。

「Certified」は「Certify」という動詞が元で、「証明する、認証する、保証する」というような意味があります。つまり認証マークは「この商品は、○○がヴィーガン対応であることを認証しました」という判が押されている形になります。

過去の記事でご紹介した通り、ヴィーガンはベジタリアンの中の一種で、その他のベジタリアンも多岐にわたる種類があり、それぞれに特徴をもっているものです。

さらに、こちらの記事でもご紹介しましたが、ヴィーガンが摂取するもの、しないものには判別の難しいものがあります。素材の原料について、自分自身で判断したり、販売会社や製造会社に問い合わせをしたりを毎回繰り返すのは大変だと思います。

そんな時に、第三者機関が事前に商品について精査をし、基準をクリアしたヴィーガン商品にのみ「認証マーク」を付帯することで、消費者はそのラベルを見ればすぐにその商品が「ヴィーガン対応」であると分かる仕組み、それが「ヴィーガン認証マーク」です。

現存するヴィーガン認証マークについて

JAPAN VEGANCERT SOCIETY

日本ヴィーガン協会

2020年に設立し、日本ヴィーガン協会の下部組織ヴィーガン認証協会が認証機関になります。現在は、300店舗以上のレストランに採用されており、商品用とレストラン用に認証マークがあります。マークについては、カフェ・広告および各種食品分野で日本国内においての商標権登録済です。

国:日本
設立:2020年
認証機関:日本ヴィーガン協会

https://vegancert.or.jp/

NPO法人ベジプロジェクトジャパン

NPO法人ベジプロジェクトジャパン

【ベジタリアン・ヴィーガンの「選択肢」を増やす仕事をしているNPO法人】(HPより引用) 2016年に設立し、ベジプロジェクトジャパンが認証機関となっています。認証基準については、「動物性不使用・動物実験禁止」があります。また、ヴィーガンとベジタリンマークの2種を用意しています。
国:日本 設立:2016年 認証機関:ベジプロジェクトジャパン

https://vegeproject.org/

The Vegan Society(ヴィーガンソサイエティ)

theoriginalvegansociety

恐らく世界的に見て一番歴史が古く、最も認知度の高い協会だと思います。イギリスに本拠地を構え、「ヴィーガン」という言葉もこの協会の設立者によって生み出されたと言われています。 こちらは最も歴史のある「ベジタリアン」協会。本拠地イギリス内でも最も広く認知されているそうです。認証商品も約54,000個以上あり、ベジタリアンマークの他にヴィーガンマークもあります。
国:イギリス 設立:1944年 認証機関:ベジタリアン協会

https://www.vegansociety.com/

V-Label(ブイ-ラベル)

V-Label

EVU(ヨーロッパベジタリアン連合)が運営する大きな機関で、それだけに日本でも度々目にする機会があると思います。ヴィーガンマークの他に、ベジタリアンマークがあります。
国:スイス 設立:1996年 認証機関:EVU(ヨーロッパベジタリアン連合)

https://www.v-label.eu/en

Vegecert(ベジサート)

Vegecert

カナダのNPO法人で、食品認証の為の非営利団体が運営。ヴィーガンマークとベジタリアンマークがあります。
国:カナダ 設立:不明 認証機関:VEGECERT/トロントベジタリアン協会

https://vegecert.com/

Bioagricert(バイオアグリサート)

Bioagricert

1984年に誕生し、イタリア農林政治省(Mipaaft)によって認証および管理機関として承認している。ヴィーガンマークとベジタリアンマークがあります。
国:イタリア 設立:1984年 認証機関:イタリア農林政治省(Mipaaft)Bioagricert Srl

https://www.bioagricert.org/en/

NZ Vegetarian Society(ニュージーランドベジアリアンソサイエティ)

NZ Vegetarian Society

創設者「ジェフリー・ホドソン」によって、菜食主義を75年以上提唱し、ニュージーランドオークランドで誕生した。認証マークは、イギリスのベジタリアン協会をベースに、独自の認証制度を制定している。ヴィーガンマークとベジタリアンマークがあります。
国:ニュージーランド 設立:1943年 認証機関:ニュージーランドソサエティ

https://www.vegetarian.org.nz/

한국비건인증원(ヴィーガン韓国)

한국비건인증원(ヴィーガン韓国)

「アジアNo.1ヴィーガン認証機関を追求する」と事業ヴィジョンに掲げる韓国国内初の認証機関です。
国:韓国 設立:不明 認証機関:韓国ビーガン認証院

http://vegan-korea.com/

VEGANOK(ヴィーガンオーケー)

VEGANOK

1999年に人権と動物の権利に関する情報サイトを設立。2007年に20,000以上のビーガンレシピを掲載するなど、イタリアの中でも最も早くヴィーガン情報を発信。ヴィーガン認定については、イタリア国内初のヴィーガン認定団体と言われています。
国:イタリア 設立:1999年 認証機関:VeganOK

https://www.veganok.com/

EVE VEGAN(イブヴィーガン)

EVE VEGAN

世界で最も審査が厳しいと言われるフランスの認証機関。ヨーロッパの主要なビーガン協会によって承認された基準に従って認定基準を開発。認証手順も、国際規格ISO9001およびISO17065に準拠した認証の目的に基づいている。
国:フランス 設立:2016年 認証機関:Vegan France association(VFI)

https://www.certification-vegan.org/

Vegan Australia(ヴィーガンオーストラリア)

Vegan Australia

ビーガンオーストラリアは、オーストラリア各地から集まった情熱的なビーガンのボランティアメンバーによって、2012年に結成された団体です。2014年には、企業として独立しヴィーガンの認証制度などを設けています。
国:オーストラリア 設立:2014年 認証機関:Vegan Australia

https://www.veganaustralia.org.au/

Vegan Action (ヴィーガンアクション)

Vegan Action

アメリカの非営利団体で、1995年に発足。ヴィーガン関連のWEB情報サイトとしては、世界で最も歴史のあるサイトの1つです。また、ビーガン認証マークは、現在1000社を超える企業が認証マークを利用している。
国:アメリカ 設立:1995年 認証機関:Vegan Action

https://vegan.org/

ヴィーガン認証マークの注意点

ここまでご紹介してきた通り、ヴィーガン認証マークは非営利団体など民間の団体によって精査されている場合が多く、例えば「動物実験の有無」を審査内容に加えるかどうかは団体によってバラつきがあります。

「動物性原料不使用」はヴィーガン認証の最低条件として掲げられているはずですが、そこから先のコンタミネーションなどについて厳格な基準を求める方は、先に認証機関の審査基準や審査内容を確認されることをお勧めします。

【まとめ】世界各国のヴィーガン認証マーク

今回は世界各国のヴィーガン認証マークについてご紹介しました。

日本のスーパーではまだまだ目にする機会はめったにないマークだと思いますが、
2016年から遂に日本にも国産の認証マークができ、徐々に広がりを見せていることは間違いないと思います。
自然食品店では比較的マークのついている商品を見つけやすいと思いますので、
日々のお買い物の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ヴィーガン男子Yuma

ヴィーガン男子

  • Instagram

ヴィーガン歴7年🍃 都内ヴィーガンカフェのスタッフ

関連コンテンツ

Article一覧へ戻る