クチコミで話題に!日本初のVegan Beauty Salon 「whyte」って!?

公開日: 2022.4.27

更新日: 2022.8.30

インタビュー

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2018年8月に原宿の竹下口を抜けた裏通りにオープンし、コンセプチュアルビューティサロンとして口コミで話題になっているVegan Beauty Salon 『whyte(ホワイト)』をご存じでしょうか。

Vegan Beauty Salon「whyte」

お店の入り口には、地球からの日の出をイメージしたサンライズのロゴマークが掲げられ、1日の始まり、スタート、未来、ポジティブな輝きをテーマにお客様を迎えてくれる。1階にはカフェが併設されカフェで販売されるヴィーガンドーナツに注目が集まっている。今回は、こちらのサロンの代表の「浜本忠勝(Tadakatsu Hamamoto)」さんにヴィーガンビューティのメリットについて伺いました。

浜本忠勝(Tadakatsu Hamamoto)さん

浜本さんについて教えてください。

幼稚園の頃にアメリカに住んでいたこともあり将来は海外で活躍したい、日本と海外の架け橋になりたいと思っていました。スポーツも大好きで、高校3年生の引退までテニスを続けていました。しかし、スポーツ選手の夢は難しいと現実的に感じるようになってからは、〝何かしら手に職をつけたい!”という思いが強くなり、これまで大好きだったファッションと合わせて、ヘアスタイルやお洒落が提案できる美容師を目指すことを決めました。 専門学校卒業後、原宿のサロンで美容師として働いていました。その頃、仕事で海外に行くことも増え、ニューヨークコレクションのバックステージに参加しました。そこで、ヴィーガンという選択肢が当たり前にある現状を目の当たりにしました。当時の日本では、食生活においてヴィーガンという考え方がまだまだ受け入れられない部分が多かったです。しかし、ビューティの部分では、その当時から日本でも動物実現をしない自然由来の美容商材が沢山ありました。オーガニックコスメのブームが起きていたというか・・・。 そのときに、ビューティに関しては何かを我慢するデメリットが少なく、食の主義より興味関心をいただいていただくことが容易ではないかと思い、また、ヴィーガンの方に出来るサービスを美容師として提供できないか?という思いが強くなり、Vegan Beauty Salonとして形となったのが「whyte」です。

https://whyte.tokyo/

Whyte(ホワイト)について教えてください。

2018年8月、東京・原宿にオープンしました。お店の名前は英語の「why(なぜ)」と「white(白)」を掛け合わせた造語です。Whyは「お客さまの疑問、悩みを解決すること」、Whiteは「それによって内側から浄化されるイメージ」を表しています。

Vegan Beauty Salon「whyte」

サロンのコンセプトには、 “We live better”を掲げています。サステナブル&ヴィーガン対応のカラー剤やシャンプーをメインに使用し、他サロン様よりも取り扱い数が多いのも特徴です。ただ、成分が100%オーガニックなプロダクトとなると、お客さまのさまざまな髪や頭皮の悩みに対応できないため、自然由来の成分をベースに、髪の悩みを解決する有効な化学成分を配合した「ハイブリット」と言われるプロダクトを置いています。

取り扱い商品(一部)

取り扱い商品(一部)

お客様の悩みやライフスタイルに合わせた商材を選択し、製品の背景にあるものを自分の言葉で丁寧に伝えることを心がけています。ブランド様とお客様の懸け橋になれることもすごく嬉しく感じています。 併設するカフェでは、ヴィーガンスイーツやドリンクを販売。2021年より、2号店となる「whyte villa」もオープンしています。

Vegan Beauty Salon 2号店 「whyte villa」

サロン・カフェともに、朝8時から営業しています。日本ではなかなか8時スタートのビューティサロンはないと思いますが、僕がニューヨークに行った時に感じたのが朝の時間を有効に活用している人がとても多いこと。仕事前に、カフェに寄りおいしいコーヒーと軽食をとり、店員さんとおしゃべりしてからそれぞれの職場へ。当時、僕も実践してみて感じたことが何よりも1日中気分がとてもよかったこと。その体験をもとに、お店をオープンする際のコンセプトに朝時間の有効活用を取り入れることでした。 「いつもより少し早起きして、髪を切っておしゃれして、朝食にサンドイッチを食べて、そんな朝からはじまる〝いつもよりちょっと良い“自然体な暮らし。」 オープン当初はサンドイッチをメインに販売していたのですが、サンドイッチに使用する植物性の食材で作るパンを作ってくれていた方が地方に移住し、なかなかタイムリーに商品を仕入れることが難しくなってしまったため、今年から100%VEGANのノンフライヤードーナツをメインに提供させていただいております。 植物性の食材のみでつくったドーナツたちは、VEGANの人でも、そうでない人も誰もが一緒においしく楽しむことができるスイーツです。
オフィスに行く前やランチタイムにドーナツを購入しに来てくれるお客様も増えてきており、ドーナツを通じてヴィーガンという言葉を知っていただく機会も増えてうれしいですね。これまで、アレルギーがあってドーナツを食べることができなかった方も植物性の食材のみで作られているので、これからは、何選んでも大丈夫!と思ってもらえるのが理想ですね。 (人気商品) チョコレート(W)、レモン、ストロベリー、カレー、ピザトマト

夕方には売り切れてしまっていることが多いため、午前中にお越しいただくことをおすすめします。

ヴィーガンビューティのメリットとは。

環境に優しいうえにクオリティの面でも「デメリットがない」と思っています。上記でもお話しさせていただきましたが、100%オーガニック製品は、すべてのお客様の髪や頭皮の悩みを解決するには対応できないためベースは自然由来のもので、髪の悩みを解決する有効な化学成分を配合した「ハイブリット」を利用していますが、ヴィーガン製品です。シリコンが入っている商材を気にされる方が多いですが、水溶性シリコンであれば水で洗い流せば頭皮に残留しないことなど、お客様にも最新の情報とあわせて製品のメリットや使い方などの情報提供を心掛けています。 僕自身は、ヴィーガンの思想を押し付けたり、押し売りをしたいわけではなく、お店に訪れてくださったことをきっかけにエシカル・ヴィーガンなどといった言葉を知り、地球環境問題などに関心をもってもらえることを目指しています。普段の生活で、一人一人がちょっとだけ意識することで無理なく世界を変えられることができると思っています。例えば動物実験をしていないものを選ぶとか、プラスチック製品の利用をなるべく避けるなど。 ヴィーガンビューティに出会い、僕やサロンのスタッフを通してお客さまのライフスタイルをよりよい方向に変えるきっかけになればと思っています。

おすすめのヴィーガンビューティプロダクツとは。

これからの時代は、明確なストーリーやコンセプトが背景にある製品でないと人のライフスタイルに根付くことは難しいと思っています。そのため、お客様との対話を大切に、好みや嗜好性を理解した上で提案させていただくことが多いです。 接客させていただく中で、特にお客様の悩みとして多いのが「頭皮の荒れ」についてです。パーマやカラー剤の刺激や、乾燥・季節の変わり目でフケが出やすい敏感な頭皮、髪をケアしてくれる「ダヴィネスのナチュラルテックシリーズ」です。中でも頭皮にお悩みがある方には、こちらおすすめです。

<ナチュラルテック シャンプー<C>

その他、梅雨時に髪がペタンとなりやすい方(細毛)には、こちらもおすすめです。ドイツで開発されたプレミアムヴィーガンのヘアケア「AUTHENTIC BEAUTY」のアンプリファイシリーズがおすすめです。

<アンプリファイ シャンプー>

その他、季節特有の悩みや頭皮の環境状態によっておすすめできる商品が複数ありますので、ぜひ希望をお聞かせいただければご提案させていただきます。 皆さんの1日の始まりが〝いつもよりちょっと良い“実りある時間になるような存在になれればと思っています。そして、僕なりのヴィーガンビューティーを広めていきたいです。 ----有難うございました。

公式HP・SNSなどについて

公式HP「whyte」 https://whyte.tokyo/ InstagramWhytehttps://www.instagram.com/whyte.hair/ Instagram「𝐕𝐄𝐍𝐔𝐓𝐒」 https://www.instagram.com/whyte_venuts/ Instagram「whyte_hamamoto」 https://www.instagram.com/whyte_hamamoto/   画像:浜本さま(一部、編集部撮影) 構成/テキスト:服部めぐみ

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

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学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

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