ヴィーガンの食生活をさらに豊かにしてくれるさまざまな代用食品たち。今回は、ヴィーガンが使える乳製品の代用食品をピックアップしてご紹介します。
ヴィーガンでも食べられる!乳製品の代用品
ヴィーガンは、牛乳、チーズ、ヨーグルトといった乳製品を一切摂りません。ですが、チーズたっぷりのピザやクリーミーなホワイトシチューなどの人気料理が恋しい!なんて人もいるのではないでしょうか。
そこで活用できるのが、ヴィーガンOKな代替食品です。
知れば料理の幅がきっと広がる、覚えておきたい乳製品の代用食品を紹介しますね。1. 牛乳の代用品
まず考えたいのが牛乳の代用品です。飲料としては大豆を原料とした豆乳がメジャーですが、加熱すると分離しやすいため調理が難しいという欠点があります。
豆乳のほかに活用できるのは、穀物やナッツからとれる栄養価が高いミルク類です。アーモンドミルクやライスミルク、ココナッツミルク、オーツ(大麦)ミルクなど、さまざまな穀物を原料としたミルクが牛乳の代用品として活用できます。スーパーマーケットでの取り扱いも増えていますので、まずは手に取り、味や料理との相性を確かめてみるのがおすすめです。2. チーズ
ヴィーガンチーズとしてよく活用されているのが「ニュートリショナルイースト」と呼ばれる食品です。ニュートリショナルイーストは、サトウキビなどの糖蜜を発酵させた酵母を原料とした粉末で、栄養価が高く、スーパーフードとしても注目が集まっています。チーズのような風味とナッツのような香ばしさがあるので、豆乳と合わせてソースをつくるとまるでチーズソースのような味わいになると評判です。
ヴィーガンの中には、よりチーズ感を追求するために、ニュートリショナルイーストに粉末にしたカシューナッツを合わせ、風味付けに麹や酒粕などをプラス、さらに白玉粉や餅を加えてチーズの伸びを再現した「ヴィーガンチーズ」を手作りする人もいます。
「そこまでするのはちょっと面倒…」という人は、ニュートリショナルイーストをベースに作られたヴィーガンチーズや、豆乳をベースに作られた豆乳チーズなども売られているので安心してくださいね。お取り寄せできるので、チーズが食べたくなったときはヴィーガンチーズで置き換えることができます。3. ヨーグルト
ヨーグルトについては、豆乳やココナッツミルク、アーモンドミルクをベースとしたヴィーガン対応のものが市販されているほか、乳酸菌の種菌を使って自家製ヨーグルトを作ることも可能です。
いずれも牛乳で作られるヨーグルトと比べて酸味が少なく、素材の味を感じられるマイルドな仕上がりになります。そのため、料理にはもちろん、メープルシロップやアガベシロップなどをプラスすれば立派なデザートです。手軽にたんぱく質補給できるので、常備しておきたい食品ですね。4. バター
乳製品を使わず、ココナッツオイルやオリーブオイルなどのオイルをベースに作られたヴィーガンバターが市販されています。オイルとバターは別物では?と思うかもしれませんが、乳酸菌発酵させた豆乳を加えることでバター特有の発酵したミルキーさを再現したり、ニュートリショナルイーストを加えて乳製品ライクな風味をつけたり…と試行錯誤して作られているので、その再現度に驚くこと間違いなしです。5. 生クリーム
焼き菓子に添えたり、ケーキに使ったり…とスイーツ好きにはたまらない生クリームだって、ヴィーガン食品オンリーで代用することができます。市販されている植物性ホイップも使えますが、さまざまなレシピでお好みのヴィーガンクリームを作るのもおすすめです。豆乳と豆腐を使ってつくる口当たりの軽い豆乳クリームや、ココナッツミルク缶を冷蔵分離させ、固形化した脂肪分を泡立ててメープルシロップで甘みをつけたココナッツミルククリームなど、そのアレンジは無限大です。ヴィーガンのための代替乳製品まとめ
ミルクやチーズ、バターなどは料理にも使うことが多い食品ですよね。乳製品の代わりに使えるものを抑えておくことで、乳製品がNGのヴィーガンでも、ピザやシチュー、バターたっぷりのトーストなど、食べられるものの幅はぐっと広がります。
食べ物を制限するストレスは最小限に抑えつつ、動物を消費しない食卓を再現していきたいですね。