動物を消費せず、野菜や穀物など植物由来の食べ物を中心とした食生活を送るヴィーガンたち。野菜や穀物のみの食生活と聞くと「食事に対する制約が厳しそう…」とハードルの高さを感じてしまうかもしれませんが、近年では、ヴィーガンのための代替食品がたくさん登場しています。食材を置き換えるだけで、これまでの食習慣を大きく変えずにヴィーガンとして食事を楽しむができる代替食品の数々をご紹介します。
ヴィーガンでも食べられる!肉の代用品5選
ヴィーガンとして「動物を消費しない食生活をしたい」と思っていても、世の中には肉や魚を使った料理ばかりがあふれていますよね。
食材が限られるヴィーガンでも料理を楽しむために使いたいのが、肉の代わりに使えるさまざまな代用肉です。定番の代用品から代用肉として使える意外な食材まで、ご紹介します。1. 大豆ミート(ソイミート)
ヴィーガン対応の代用肉といえばまずは「大豆ミート」が大定番です。その名のとおり、大豆を原料とした加工食品で、乾燥した状態で売られているのが一般的です。
まるで切り身のようなフィレタイプや、唐揚げサイズのブロックタイプ、ひき肉のようなダイスタイプと大きさもさまざまな物があります。湯戻しするだけで肉のような食感になるので、肉類の代わりとして煮物や炒め物、揚げ物などさまざまな料理に幅広く使うことができます。
また、大豆は高たんぱくな食品ですので、ヴィーガンに不足しやすいたんぱく質をしっかりと摂れる点も魅力的。乾燥されたタイプは消費期限が長く長期保存しやすいのもうれしいポイントです。2. セイタン(グルテンミート)
セイタン(グルテンミート)は、小麦粉に含まれるたんぱく質成分であるグルテンに味をつけた加工食品。大豆ミートと並んでヴィーガンやベジタリアンから愛される定番の代用肉です。大豆ミートと比較して歯ごたえが柔らかいため、子どもや高齢者にも使いやすいのが特徴になります。ハンバーグや唐揚げ、酢豚といった定番の肉料理に置き換えて使うことができますよ。
大豆ミートと比較するとやや高価なので、料理によって使い分けるといいかもしれません。3. テンペ
テンペはインドネシアが発祥の、大豆をテンペ菌で発酵させた発酵食品です。栄養価が高く、健康食品としても知名度が高いのでご存知の方もいるのではないでしょうか。
豆のかたちがしっかりと残るため、見た目こそ肉には似ていませんが、噛み応えがしっかりとあって香ばしく、照り焼きや唐揚げなど定番の肉料理に代用するのにぴったり。「慣れると動物の肉よりもテンペのほうが好みかも」という人も多い人気食品です。4. 豆腐、豆腐加工食品
豆腐が安く手に入る日本では、豆腐や厚揚げも代用肉として活用されています。木綿豆腐をそぼろ状にしてひき肉代わりに使ったり、厚揚げを肉のように炒めてメインのおかずにしたり、高野豆腐を揚げて唐揚げにしたり…と工夫次第でさまざまな料理に使うことができます。
なにより安価で手に入りやすいのがうれしいですね。5. 麩
味噌汁に入れたり煮物にしたり、日本人にもなじみ深い伝統食材の麩は、小麦粉のたんぱく質を原料に作られているため、実はセイタン(グルテンミート)の仲間。特に大きな車麩は食べごたえもあり、食感も肉に近いので、しっかりと煮汁を含ませると肉よりもジューシーな一品が完成するのでおすすめです。
スーパーで安価に手に入り長期保存もしやすいので、「グルテンミートよりも安価に代用肉を使いたい」という人におすすめです。ヴィーガン代替食品5選まとめ
代用肉を活用すれば、大豆ミートのハンバーガーやテンペのステーキ、車麩の唐揚げなど、さまざまな料理を楽しむことができます。
ヴィーガンでもいろいろな料理を食べたい!という人は、ぜひ食卓に代用肉を取り入れてみてはいかがでしょうか。