乳製品をいっさい使わず、大豆や豆乳を原料につくられるヨーグルトがじわじわと話題を集めています。大豆由来のヨーグルトの特徴や味わい、おすすめの食べ方、大豆ヨーグルトの簡単な作り方などをご紹介します。
大豆由来のやさしい味わい。大豆ヨーグルトの特徴
大豆を使ったヨーグルトは大きく分けて二種類。大豆そのものをまるごと使った大豆ヨーグルトと、豆乳を使った豆乳ヨーグルトがあります。いずれも大豆と豆乳を乳酸菌発酵してつくられたもので、原材料に生乳が使われていないので乳製品にアレルギーがある人でも安心して食べることができます。カロリーオフがうれしい。大豆ヨーグルトの栄養は?
乳製品を使わず作られている大豆ヨーグルト、豆乳ヨーグルトは、一般的なヨーグルトよりも低カロリーで低脂肪。コレステロールも含まれていないので、「ダイエット中でもクリーミーなヨーグルトを食べたい!」という人に適しています。また、大豆イソフラボンや大豆たんぱくなど、大豆由来の栄養もしっかり摂ることができるので、美肌づくりやアンチエイジングに力を入れている人にもおすすめです。
大豆ヨーグルトと豆乳ヨーグルトを比較した場合、よりおすすめしたいのは大豆の栄養をまるごと摂れる大豆ヨーグルト。大豆ヨーグルトの場合は、豆乳をつくるときに取り除かれてしまう“おから”の栄養もしっかりと摂ることができますよ。大豆ヨーグルトの味やおすすめの食べ方は?
大豆を使ったヨーグルトは、通常のヨーグルトよりも酸味が抑えられているのが一般的。メーカーにもよりますが、ヨーグルトらしい酸っぱさよりも豆乳や大豆の香りが際立ちます。口当たりは絹ごし豆腐のようにまったりとクリーミー。
通常のヨーグルトのように甘さをプラスしたり、フルーツなどと合わせたりしていただくのが一般的ですが、きな粉や黒蜜などと合わせていただくと和のデザート感覚で味わうことができておすすめです。
また、大豆ヨーグルトは大豆の味わいがしっかりと感じられるので、冷ややっこ感覚で醤油や鰹節をかけたり、白和えのように和えごろもにしたり…といった楽しみ方もできます。
デザート以外にも幅広く使うことができるので、アレンジを楽しんでみてくださいね。おうちで発酵。豆乳ヨーグルトを手作りしてみよう
大豆をまるごと使ったヨーグルトを手づくりするのは難易度が高めですが、豆乳を使った豆乳ヨーグルトであれば簡単に手づくりヨーグルトにチャレンジすることができます。
発酵の要となる乳酸菌はいろいろな食品に常在しているため、梅干し、無農薬ノンオイルレーズン、黒糖など、さまざまな食品がヨーグルト種になります。今回は、酒粕をつかって発酵させる酒粕豆乳ヨーグルトをご紹介します。
用意するのは酒粕と豆乳だけ。300mlの豆乳に対し、酒粕を大さじ1程度用意し、十分に溶かしたら密閉して室温で放置。1~3日後、表面がひび割れるほどしっかりと固まればできあがりです。
少量の自家製豆乳ヨーグルトに豆乳をプラスすれば繰り返し作ることも可能です。
※繰り返し作る場合は雑菌の侵入を防ぐため、清潔な環境でつくりましょう。ヘルシーでおいしい。大豆ヨーグルト&豆乳ヨーグルトまとめ
健康志向の人や美意識が高い人から注目が集まる大豆由来のヨーグルト。大豆ヨーグルト、豆乳ヨーグルトはメーカーによって味わいや口当たりが大きく異なるので、さまざまなメーカーの製品を食べ比べるのがおすすめです。まったりとしていてクリーミーな食感ながらヘルシーな大豆ヨーグルト、ぜひ手に取ってみてくださいね!