ヴィーガンブームの中で注目される「パン」の世界

公開日: 2025.9.30

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ここ数年、健康志向や環境配慮の観点から「ヴィーガン」というライフスタイルが広がりつつあります。肉や魚だけでなく、卵や乳製品を一切使用しない“ヴィーガンパン”を提供するベーカリーは、日本でも着実に増えてきました。
パンは朝食や軽食として日常的に親しまれている食べ物ですが、その多くはバターや卵、牛乳を使って作られています。そのため、動物性原料を避けたい人やアレルギーを持つ人にとって、安心して食べられるパンを見つけるのは容易ではありません。こうした背景から、「ヴィーガンベーカリー」という新しいスタイルのパン屋が注目を集めています。


下北沢に誕生した「TOKYO VEGAN BAKES」


2025年8月、東京・下北沢にオープンした 「TOKYO VEGAN BAKES」 は、まさにそうした流れの象徴ともいえる存在です。手掛けているのは、これまでに人気を博してきたヴィーガンベーカリー 「Te cor gentil」 と 「Universal Bakes」。競合でありながら互いに共鳴し、コラボレーションによって新ブランドを立ち上げた点でも話題となっています。
お店は木材の温もりを活かした内装と自然光が差し込む明るい空間で、訪れる人の心を和ませるデザイン。パンそのものの魅力が際立つように設計され、ベーカリーでありながらカフェのように居心地の良い雰囲気を提供しています。

卵・乳製品不使用でも“驚きのおいしさ”


最大の魅力は、もちろんラインナップに並ぶパン。どれも 卵や乳製品不使用の完全ヴィーガン仕様ですが、その見た目や味わいは従来のパンと遜色ありません。

クロワッサン

季節のフルーツデニッシュ

ピスタチオクロワッサン

あんバターサンド(もちろんバターは植物性)


ヴィーガンチーズ入りベーグル


どの商品も「これが本当にヴィーガンパンなの?」と思わせるほど。ヴィーガンでない人でも満足できる完成度です。

技術とストーリーが生む信頼


このベーカリーを支えるのは、ネパール出身のシェフ パンデ・キラン氏。国内外でパン作りを学んできた経験を活かし、素材選びから製法までこだわり抜いています。
単なる「代替」ではなく、ヴィーガンという制約を逆手に取り、新しいおいしさを生み出す。その姿勢が、訪れる人々の心を惹きつけています。

ヴィーガンベーカリーが広げる未来

「TOKYO VEGAN BAKES」の登場は、今後のヴィーガンベーカリー市場にとって大きな意味を持ちます。食物アレルギーを持つ子どもから、美容や健康のために卵や乳製品を控える人まで、誰もが安心して楽しめるパンを提供する場所は、社会的にも価値ある存在です。さらに、食の多様性を尊重する姿勢は、これからの飲食業界全体に広がる可能性を秘めています。

新しいパンの魅力を切り開いた「TOKYO VEGAN BAKES」。 「ヴィーガンパン」や「卵・乳製品不使用のパン」を探している人はもちろん、純粋に美味しいベーカリーを探している人にもおすすめできるお店です。下北沢で、ぜひ一度その“驚きのおいしさ”を体験してみてください。

店舗名:TOKYO VEGAN BAKES (トーキョーヴィーガンベイクス)
所在地:〒155-0031
東京都世田谷区北沢3丁目19−20 reload内 2階 10区画 (下北沢駅より徒歩4分)
営業時間:10:00〜18:00
定休日:月曜日・火曜日
Instagram: @tokyoveganbakes

“ VEGAN is not a trend ー it’s the future. ”

N vecは、このビジョンを掲げ、ヴィーガンを一過性の流行ではなく、未来のスタンダードとして広げていくことを目指しています。食の多様性や環境への配慮が求められる今、私たちは“選択肢のひとつ”としてのヴィーガンではなく、“当たり前”のライフスタイルへと変えていく存在でありたいと考えています。持続可能な地球を守り、すべての人が笑顔で生きられる未来のために。N vecは、明るく元気な地球を次世代へつなぐ道を切り拓いていきます。

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