「おいしい! おかわり!」が嬉しい。 Plant Oisixが、食卓にときめきを増やす理由
share

夏にぴったりの一品
[PlantOisix]花椒ピリッと肉みそ風ごはん
子どもと囲む食卓で「大人は辛いものを今すぐ食べたい!」というときもOisixのプラントベースブランド「Plant Oisix」なら別メニューですぐつくれておいしい。
小脇美里氏の背景の作品は、2018年の経営統合時に、契約している全国の生産者の畑の土を使って制作された、淺井裕介氏によるアート作品「八百万の物語」
「未来の食卓に必要なのは、“制限”ではなく“心地よさ”。」
そんな考え方が、いまOisixのプラントベース戦略から見えてきます。Plant Oisixでは、大豆ミートや野菜を使ったミールキットだけでなく、異国料理やジャンク感のあるメニューまで幅広く展開。さらに、アップサイクル食材や食育プロジェクトなど、“次世代につながる食”への取り組みも広がっています。目指しているのは、ストイックなヴィーガン食ではなく、「今日はこれにしようかな」と自然に選ばれるプラントベースの存在。
雑誌編集者やヒット商品プロデューサーを経て、オイシックス・ラ・大地の社外取締役を務める小脇美里さんにインタビュー。“おいしい”を入り口にした、Oisixならではのプラントベースの未来を伺いました。
定番人気の丼はこちら
[PlantOisix]車麩の青じそ照り焼き丼
定番の照り焼き丼をPlantOisix風にアレンジ。揚げ焼きにしたくるま麩は、カリふわ食感で噛むとだしがじゅわっと溢れるおいしさ。甘辛なたれに大葉やごまのアクセントが効いて、ごはんもぐんぐん進む一品です。
食材とレシピがセットになったミールキット「Plant Oisix」とは?
オイシックス・ラ・大地がてがけるプラントベースブランド「Plant Oisix」は、Oisixが展開するミールキットブランド「Kit Oisix」のひとつだということ。
通常のKit Oisixが、肉や魚を含めた幅広い献立を提案しているのに対し、Plant Oisixは、大豆ミートや野菜など植物性原料を中心に作られたメニューが並びます。
始まりは2019年。
オイシックス・ラ・大地は、アメリカでヴィーガンミールキット宅配を展開していた「Purple Carrot」を子会社化し、日本でもプラントベースメニューの展開をスタートしました。
その後、“より気負わず、日常に取り入れられるプラントベース”を目指し、「Kit Oisix」の一カテゴリーとしてリブランディング。現在のPlant Oisixへと進化していきます。
特徴は、「植物性=ヘルシー」だけで終わらないこと。
例えば、「ごまだれベジ冷やし麺」や「野菜沢山の坦々スープ」など、スパイスや野菜の旨味を生かした満足感のあるメニューを週替わりで展開。
必要な食材とレシピがセットになっているため、忙しい日でも約20分で完成します。
コンセプトは、「からだを気遣いつつ、食べたいものを楽しむ毎日に」。
“制限する食”ではなく、“おいしい選択肢を増やすこと”。
それが、Plant Oisixらしさなのです。
「プラントベース」より先に“おいしい”がある
編集部:
Plant Oisixは“おいしさ”を軸にされている印象があります。
サラダたっぷり!人気メニュー
[PlantOisix]ファラフェルボウル
ハーブの爽やかな香りを纏ったファラフェル(ひよこ豆コロッケ)と野菜が主役のライスボウル。カレー風味のライスとの相性がたまらない!マリネをお好みで混ぜ合わせながら、カフェテイストのプレートを召し上がれ。
小脇さん:
Oisixは“おいしいものを届ける”ことにすごく真摯なんですよね。だから、Plant Oisixも「植物性だから選んでください」というより、「これ、おいしいよね」というところから始まっている感覚があります。
実際、社内でもすごく時間をかけて商品を作っていて。社内のキッチンでは毎日のように試作が繰り返されていますし、社長をはじめ、みんなで食べてジャッジする文化があるんです。
農家さんと一緒に“おいしさ”をつくっていく
編集部:
Oisixらしさを感じる部分はどこにありますか?
小脇さん:
農家さんとの距離感ですね。
設立当初から契約農家さんとの関係が深くて、「もっと甘いにんじんを作れないか」「舌の上でなめらに、歯ごたえがしゃきっと」というように、本当に細かいところまで向き合っているんです。
にんじんが甘い!人気のメニュー
[PlantOisix]ごまだれベジ冷やし麺
にんじんやなすなどたっぷりの野菜に加えて海藻も入った、彩り豊かな冷やし和え麺。コクのあるごまだれ、食感のアクセントになるくるみと混ぜ合わせると、とまらないおいしさ。
よく農家さんがオフィスにいらして、「この前の試作、全然おいしくなかったよ」って率直なご意見をいただくこともあるほど(笑)。
でも、それをちゃんと受け止めて議論できる空気があるんですよね。“食”に対する熱量がすごく高い会社だなと感じます。
ボリューム感! 異国料理を味わうひと皿
[PlantOisix]ひよこ豆コロッケサンド
スパイスの爽やかな香りを纏ったひよこ豆のコロッケと野菜が主役のパンサンド。デュカの香りで、まるで専門店のような味わいに。おうちでのランチはもちろん、ピクニックにもおすすめ。お好みできのこをはさんでも。
まるでお店の味! 異国料理を味わうひと皿
[PlantOisix]ココナッツ香るスープ
まろやかなココナッツスープは唐辛子をベースにした香辛料ハリッサ入りでほんのりスパイシー。トムカーガイを彷彿とさせるお店のような味わいです。春雨入りで食べごたえも十分。
編集者として“生活者目線”を見続けてきたからこそ
編集部:
小脇さんは、ファッション業界や編集者としてのキャリアを経て、現在はオイシックス・ラ・大地の社外取締役としても活動されています。視点の変化はありましたか?
小脇さん:
“生活者にとって無理がないか”という視点は、変わらずにあります。
オイシックス・ラ・大地とは異なる業界でキャリアをスタートさせました。学生時代は雑誌の編集アシスタントや読者モデルを経験。社会人になってからはアパレル企業でキャリアをスタートさせ、小学館のファッション雑誌CanCamで編集者として6年間仕事に夢中になりました。第一子を出産後、まじめでやると決めたら徹底する性格ゆえに母乳育児にこだわりすぎて苦しんだり、保活にのめりこんだり、出産や育児を経験したりするなかで、「人の暮らしって、理想論だけでは回らない」ということをすごく感じてきました。このような経験から、便利な商品やサービスに関わる仕事につながっているんだと思います。
Oisixからお声がけいただいたのも、長年ユーザーだったことが大きかったと思います。2011年頃から利用していたので、「実際の生活者としてどう感じるか」を伝える立場として参画しています。
頑張りすぎないで。と背中を押したい
編集部:
Plant Oisixは、どんな人に届いていますか?
小脇さん:
健康意識の高い方はもちろんですが、「今日は少し体を軽くしたい」と感じる方や、忙しい日でも野菜をしっかり摂りたい方にも選ばれています。現在は、50〜60代のお客様が多い一方で、30〜40代の子育て世代からも支持されています。
とくに“毎日頑張りすぎている人”によりフィットすると思います。私自身、子育てや仕事をしながら、「全部ちゃんとこなそう」として苦しくなった時期がありました。でも、Plant Oisixって、“ちゃんとしなきゃ”ではなくて、「今日はこれに頼ろう」がいいんですよね。
副菜や食卓のプラス1品におすすめ
[PlantOisix] スイチリマヨ根菜グリル
シャドークイーンという紫じゃがいも使用したサラダ(冬限定)。スイートチリソースのうまみとソイマヨのほのかな酸味がやみつきに!焼き野菜のホクホク感と生野菜の食感の違いが楽しめる一品です。
「料理が得意じゃない」からこそ助けられた
編集部:
小脇さんご自身は、普段どのように取り入れていますか?
小脇さん:
私は料理がすごく得意なタイプではないんです。だから、Kit Oisixの存在にはかなり助けられていて。Plant Oisixって、必要な食材が揃っていて、工程も整理されているので、仕事の合間の忙しいランチタイムでも作りやすいんですよ。例えばスープ系も、具材がカットされているだけで心理的ハードルが全然違う。リモートワークの日のお昼などにも重宝しています。
リモートワークのお供に
[PlantOisix]柚子胡椒添え豆乳スープ
野菜本来の旨みが引き立つ豆乳スープ。ごろごろ食感の根菜ともち麦も入って満足感ある一品です。柚子胡椒の香りを感じる、寒い日はもちろん冷房で冷え切った体や疲れた日にじんわり染み入るおいしさです。
「完全置き換え」より“選択肢のひとつ”として
編集部:
Oisixとして、プラントベースをどのように位置づけていますか?
小脇さん:
Plant Oisixは、肉や魚を否定するものではありません。「今日は植物性中心にしてみようかな」という選択肢を、自然に増やしていきたいと考えています。背景には、環境や食の課題への意識もありますが、まずは“おいしく続けられること”が大切だと思っています。
私自身、子どもの成長には肉や魚も必要だという考えです。ただ、外食が続いたあとや、少し疲れているときは、野菜中心にしたくなることがありますよね。そういうときに、満足感もありつつ“気負わず使える”のがPlant Oisixなんです。
子どもと一緒に“食”から未来を考える
編集部:
お子さんと食べるなかで感じることはありますか?
小脇さん:
プラントベースの担々麺や肉みそ風ごはんなど、味付けに味噌や紫蘇などで変化をつけ、しっかりと満足感を得るように工夫しているため育ち盛りの子どもの「またつくってね」という声が嬉しいです。
夏バテ中も食欲そそる一品
[PlantOisix]NEXTハラミボウル
ヘルシーな焼肉風丼? ボリュームある食感と大豆生まれの「NEXTハラミ」を、野菜と食欲そそる香りのたれと合わせて。地球と体に優しい丼ぶりです。
食卓のメニューで子どもたちと会話が弾むこともあるんですよ。「牛のゲップは(メタンガスが含まれていて)地球温暖化の要因のひとつになっているんだよ」。これは取締役会議でも話題にあがるトピックです。「この野菜の産地はね」と発展することもあります。食卓は、“教育しよう”と構えなくても、自然に価値観が伝わる場所なんですね。
Plant Oisixの未来は?

オフィスエントランスには社史をアートで表現したインスタレーションが展示されています。
編集部:
今後、Plant Oisixはどんな存在になっていくと思いますか?
小脇さん:
“メインストリームにしたい”というより、「日常の選択肢のひとつとして当たり前になる」といいなと思っています。
定期購入の中に、1品だけPlant Oisixを入れてみる。
そういう小さな積み重ねが、未来につながっていく気がしています。
Oisixって、35万人以上の会員さまに商品だけでなく“情報”も届けられるサービスなんです。だからこそ、無理なく、自然に、「プラントベースという選択肢もあるんだ」と伝えていける存在なのかなと思います。
https://www.oisix.com/shop.g6--plantoisix--top__html.htm?srsltid=AfmBOooc-jacHiLngPPkoOQSxZ0pEBnvJqa33YeOKrIfvpLz9zyvat5x
取材を終えて
今回の取材で印象的だったのは、「プラントベースを広げたい」という熱量以上に、“生活者が心地よくいるために”という視点でした。編集者として、母として、生活者として。小脇さんが見続けてきたのは、“理想”ではなく“続けられる日常”。その感覚が、Plant Oisixの「おいしいを諦めない」という姿勢と重なっているように感じました。プラントベースは、何かを我慢する食ではなく、“今日の自分にちょうどいい”を選ぶことなのかもしれません。
PROFILE
小脇美里(こわきみさと)
学生時代に編集アシスタントを経て、アパレル企業のプレス職へ。その後、ファッション誌『CanCam』編集部で約6年間メインエディターとして活躍し、広告企画や書籍制作など幅広いコンテンツを手がける。32歳で第一子を出産後、育児をきっかけに“生活者視点”への関心が深まり、整理収納アドバイザー資格を取得。ライフスタイル提案や商品プロデュースへ活動を広げ、ロフト、西川、サンリオなど多業種との企画開発にも携わる。母親が生きやすい、働きやすい情報を発信するプラットフォームメディア『MOTHERS編集部』主宰。2011年頃からOisixの愛用者でもあり、その生活者目線を生かし、現在はオイシックス・ラ・大地の社外取締役を務める。食、育児、働き方を横断しながら、“無理なく続けられる暮らし”をテーマに発信を続けている。


