“本当に信頼できる栄養”を届けたい──Stick Remedy代表・江口氏が語る、原料選定へのこだわり

公開日: 2026.5.13

インタビュー

特集

share

「無添加」 「オーガニック」 「ナチュラル」健康意識の高まりとともに、そんな言葉を目にする機会は増えた。しかし、本当に信頼できるものを選べているのか。 原料はどこで作られ、誰が選び、どのような基準で商品化されているのか。そこまで見えているブランドは、実は多くない。今回お話を伺ったのは、“本当に身体に入れたいもの”を追求するインナーケアブランド「Stick Remedy(スティックレメディ)」代表・江口氏。

株式会社ジャポニエ・ビューティー 代表取締役 江口崇行 氏


江口氏はこれまで、美容商社にて長年輸入事業に携わり、海外のオーガニック製品を日本へ導入してきた経験を持つ。世界中のナチュラル製品やインナーケア市場を見てきたからこそ、健康食品市場に対して感じていた違和感もあったという。


原料選定から自ら行い、添加物を極力使わず、身体への負担を考えた製品づくりを続けている。なぜここまで原料にこだわるのか。 そして、なぜ“粉末”という形を選んだのか。を伺った。

「本当に安心できるものが少ない」──ブランド誕生の背景

Stick Remedy誕生のきっかけについて、江口氏はこう語る。


「海外では、“何が入っているか”だけでなく、“誰が作っているか”“どんな背景で作られているか”まで重視される流れがあります。一方で、日本ではまだそこまで見えづらい部分もあると感じていました。」
美容商社時代、数多くの海外オーガニックブランドやナチュラル製品に触れてきた江口氏。
「健康のために何かを摂る人は増えています。でも、“身体に良い”とされるものの中にも、実際には添加物が多かったり、原料の背景が見えづらいものも少なくありませんでした。」
市場には“ナチュラル”や“オーガニック”を掲げる商品が数多く並ぶ。 しかし、その中で江口氏が感じていたのは、“本当に信頼できる基準”が見えにくいという違和感だった。
「だったら、自分たちで納得できるものを作ろうと思ったんです。」
そこから、Stick Remedyの開発が始まった。特に重視したのは、“何を入れるか”だけではない。 “何を入れないか”という選択だった。

原料選定に約2年──“誰が作っているか”まで確認する理由

Stick Remedyでは、原料選定から江口氏自身が深く関わっている。
単に成分表を見るだけではない。「生産背景」「栽培環境」「農薬検査」「遺伝子組み換えの有無」「有機認証」「原料供給元の姿勢」など、細かな部分まで確認を重ねているという。


「原料の品質って、最終的には“誰が作っているか”に行き着くと思っています。だからこそ、数字や資料だけではなく、生産背景まで見るようにしています」
さらに、最終製品についても栄養素分析や品質検査を行い、トレーサビリティを重視。 “安心そうに見える”ではなく、“確認できる安心”を追求している。
「ここまでやると時間も手間もかかります。でも、毎日身体に入れるものだからこそ、妥協したくなかったんです」
その言葉からは、“売れる商品”ではなく、“自分自身が本当に飲みたいもの”を作ろうとする姿勢が伝わってくる。

なぜStick Remedyは“粉末”なのか

今回の取材で特に印象的だったのが、“粉末”という形状へのこだわりだった。一見すると、サプリメントは錠剤やゼリータイプの方が手軽に感じる。 しかし江口氏は、そこにあえて違う選択をした。
「錠剤にするには固めるための添加物が必要になりますし、ゼリー状にすれば保存料も必要になってくるケースがあります。もちろん全てではありませんが、“身体への負担”を考えた時に、自分たちはできるだけシンプルな形を選びたかったんです」
その結果、Stick Remedyでは粉末タイプを採用。

必要以上の加工を避け、素材本来の栄養をできるだけ自然な形で届けることを目指している。さらに、スティック状にすることで、持ち運びやすさも両立。 忙しい現代人でも、日常の中で無理なく続けられる設計にしている。
「健康って、結局は続けられるかどうかだと思うんです。どれだけ良いものでも、続かなければ意味がないので」
“飲みやすさ”だけではなく、“続けやすさ”まで考え抜かれている点に、Stick Remedyらしさが表れている。

「足りなくなってから」ではなく、“毎日の土台”を整える

Stick Remedyが目指しているのは、“特別な時だけ飲む健康食品”ではない。
江口氏は、栄養を「ガソリン」に例える。
「身体って、毎日動いていますよね。ガソリンがない車が走れないように、栄養も日々必要なんです。だから、調子が悪くなってから何かを足すというより、普段から土台を整えることが大切だと思っています」
この考え方は、ブランド全体にも一貫している。“即効性”や“劇的な変化”を打ち出すのではなく、毎日の積み重ねを大切にする。だからこそ、製品設計も“生活に自然に馴染むこと”が軸になっているのだろう。

それぞれのライフスタイルに寄り添う2つの製品

Stick Remedyでは、現在主に2種類の商品を展開している。

CLEAN GREEN


野菜不足や食生活の乱れが気になる現代人に向けた、ベースコンディションを整えるためのプロダクト。腸活や栄養バランスを意識する人に支持されており、朝のルーティンとして取り入れているユーザーも多いという。
「忙しいと、どうしても栄養が偏りがちになります。だからこそ、“毎日のベースを整える”という感覚で取り入れてもらえたらと思っています」
朝のスタート時や、食生活が乱れやすいタイミングに取り入れる人が多いそうだ。

BEAUTIFULLY RED


こちらは、美容やインナーケアを意識する人向け。
抗酸化やビタミンCなどを意識し、“外側からの美容”ではなく、“身体の内側から整える”という考え方を大切にしている。
「美容も結局は身体の状態がベースになると思っています。外側だけではなく、内側から整えることを意識して開発しました」
日々の美容習慣として取り入れるだけでなく、コンディション管理の一環として継続するユーザーも多いという。

“忙しい人でも続けられる”ファスティングという提案

Stick Remedyでは、製品を活用した“1日完結型ファスティング”も提案している。


ファスティングというと、準備期間や長期間の制限をイメージする人も多い。 しかし、江口氏が目指したのは、“忙しい現代人でも取り入れられること”だった。
「健康習慣って、ハードルが高いと続かないんです。だから、もっとシンプルにできないかを考えました」
冷蔵不要で持ち運びもしやすく、外出先でも取り入れやすい。 その手軽さから、継続率も高いという。
“頑張る健康”ではなく、“続けられる健康”。その思想は、ここにも一貫していた。

「サプリメントの概念が変わるかもしれない」──編集部が感じたこと

今回の取材を通して、編集部が最も印象的だったのは、Stick Remedyが“サプリメントを売るブランド”というより、“身体との向き合い方”そのものを問いかけている点だった。一般的にサプリメントというと、「不足した栄養を補うもの」「手軽に摂れるもの」「効率よく栄養を摂取するもの」というイメージを持つ人も多い。
しかしStick Remedyは、その発想とは少し異なる。「何を入れるか」だけでなく「何を入れないか」まで考えている。さらに、原料の背景や生産者、加工方法に至るまで確認し、“身体にとって自然かどうか”を軸に製品を設計している。


その姿勢に触れた時、編集部の中では、“これは単なるサプリメントではなく、身体との向き合い方そのものを見直す提案なのかもしれない”という感覚が残った。効率や即効性が求められる時代だからこそ、 毎日身体に入れるものを、もっと丁寧に選ぶ。Stick Remedyは、そんな新しい価値観を提示しているブランドなのかもしれない。

今回の取材で印象的だったのは、Stick Remedyが“商品”だけを作っているブランドではなかったことだ。江口氏は、ジャーナルを通して、食や栄養、身体との向き合い方についても発信を続けている。「何を摂るか。 なぜそれを選ぶのか。どんな暮らしを送りたいのか。」その問いかけは、単なる健康習慣の提案ではなく、現代人のライフスタイルそのものを見つめ直すきっかけにも感じられた。

https://www.stickremedy.com/

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

  • Twitter
  • Instagram

学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

関連コンテンツ

Article一覧へ戻る