ヴィーガンライフにおすすめ!毎日食べたいお味噌汁レシピ

公開日: 2022.2.20

更新日: 2022.8.30

コラム

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ヴィーガン男子のYumaです。 今回は、原料や製法によって全く味の異なる味噌を使用した「簡単に作れて栄養価が高い!お味噌汁レシピ」を4つご紹介します。 作り置きが出来て、時間のない朝にも◎ まだまだ寒い日が続いているこの時期に、朝夕問わず、いつものご飯にプラスして温かなお味噌汁があると嬉しいですよね。一度にある程度の量を作ってしまえば作り置きしておくことができるのも魅力です。 また、寒い時期は野菜をしっかり摂る意識が薄れてしまいがちな方も多いのではないでしょうか。 生野菜を使ったサラダはお手軽ではありますが、季節によってはカラダを冷やしてしまうことから身体の負担になる可能性も。 寒い季節は、たくさんのカラフルな野菜をお味噌汁やスープにすることで、野菜不足も解消でき栄養のバランスもとれたご飯に早変わりです。忙しい朝の朝食におすすめです。脂質が少ないメニューでもあるので、ヘルシーライフを過ごしたい方にも。 寒い季節に熱々のお味噌汁はもちろん、夏には冷やし汁というように、一年中楽しめるのも汁物レシピの嬉しいポイントです。

麦みそを使用した定番の一品「なめこと豆腐の味噌汁」

材料 ・なめこ 1パック ・豆腐(写真は木綿)1丁 ・水 600ml ・麦みそ 大さじ2 作り方 ・なめこは石づきを外してサッと洗い、豆腐はさいの目に切っておきます。 ・鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したらなめこを入れて再度沸騰するのを待ちます。 ・沸いたら豆腐を入れてグラグラするまで温め、味噌を加えて完成です。 ポイント&アレンジ ・仕上げに大さじ1程度の日本酒を加えると風味がより豊かになりおすすめです。 ・わかめや玉ねぎをプラスしても美味しいです。

出汁不要!玄米みそで作る「さつまいもとごぼうの味噌汁」

材料 ・サツマイモ 小サイズ1本 ・ごぼう 1本 ・人参 1本 ・水 600ml ・玄米みそ 大さじ2 ・ごま油 大さじ1 作り方 ・サツマイモ、にんじんは半月切りに、ごぼうは泥を落として縦半分に切ってから斜め切りにしておきます。 ・切った具材を全てボウルにいれて水を張り、あく抜きし、流水で洗いながします。 ・フライパンにゴマ油を敷いて火にかけ、水を切った具材を入れて、塩を少し振って炒めます。 ・ごぼうがしんなりしてきて、サツマイモとにんじんはまだ固いという頃に水を入れて沸騰させます。 ・全ての具材に火が通ったらみそを溶いて完成です。(お好みで小ねぎをトッピングも◎) ポイント&アレンジ ・サツマイモと人参の甘みが引き立つので、辛口のみそがおすすめです。 ・七味唐辛子を加えても美味しいです。

白みそで作る素材の旨味を感じる「春菊とトマトの味噌汁」

材料 ・春菊 1/2袋 ・トマト 1個 ・水 600ml ・白みそ 大さじ2 ・塩 小さじ1/3~1/2 作り方 ・春菊は軽く洗って横半分に切り、茎側の半分を斜め切り、または細切りにしておきます。(茎がそこまで固くなければそのままでも可) ・トマトは8等分にくし切りに、各々を更に半分にカットしておきます。 ・深さがあるフライパンに水を入れ沸騰させた後に、春菊とトマトを入れます。 ・グツグツと温まってきたらみそを溶き、塩で味を調えて完成です。 ポイント&アレンジ ・白みそは甘みの効いた味噌で色が淡いので、色の鮮やかな野菜を合わせると見た目もさらにおいしくなります。 ・春菊や菜の花など苦みのある食材とよく合う味噌です。 ・生姜を千切りにしたり、すりおろして加えても美味しいです。

合わせ味噌でうまみアップ!「春野菜の具たくさん味噌汁」

材料 ・新ジャガイモ 小サイズ5個 ・新玉ねぎ 1個 ・芽キャベツ 2個(中サイズ) ・スナップエンドウ 5個 ・水 600ml ・合わせみそ 大さじ2 ・菜種油 大さじ1 作り方 ・洗ったジャガイモ8等分に、玉ねぎは皮をむいてスライス、洗った芽キャベツを4等分に切っておきます。 ・スナップエンドウはヘタを折って筋を取り(両側)、横半分に切ります。 ・フライパンに菜種油を敷いて火にかけ、じゃがいもを入れて塩を少し振り炒めます。 ・ジャガイモの外側が透き通ってきたら玉ねぎと芽キャベツを加え、塩を少し振ってさらに炒めます。 ・玉ねぎがしんなりしてきたら水を入れて沸騰させます。 ・ジャガイモに火が通ったらスナップエンドウを加えます。 ・温まったら味噌を加えて完成です。 ポイント&アレンジ ・合わせみそは特徴の異なる味噌を合わせるのがおすすめです。(辛口と甘口など) ・皮も果肉も柔らかな春食材で作る味噌汁なので、味噌の量を半分にして塩や醤油で味を調え、野菜の滋味をより深く楽しむのも良いかもしれません。

味噌の種類と選び方

味噌とは

味噌は加熱した原料を塩と麹で発酵させた発酵食品で、その原料の種類や製法、熟成期間によって味が大きく異なります。また、作られる地域ごとに特徴に違いがあり、国内外に多種多様な種類のみそが存在しています。

原料からみる味噌

味噌はその原料から「米みそ」、「麦みそ」、「豆みそ」に大きく分けられます。 異なる味噌を合わせた「合わせみそ」などもあります。

地域からみる味噌

・仙台みそ 宮城県仙台市発祥の辛口みそ。2~3年の熟成を経てやや赤みを帯びた味噌はその香り高さから全国で定番の味噌です。 ・信州みそ 色は淡く、味はやや辛めなみそで、長野県を中心に製造されています。関東圏をはじめ、全国的にも有名な味噌です。 ・八丁みそ 三重、愛知、岐阜が主産地の辛口みそで、色は濃い褐色です。熟成期間は1~3年とやや開きがあるのも特徴的で、コシのある感触が印象的な定番みそです。 ・西京みそ 関西圏で作られている甘口のみそで、色は白に近く熟成期間が短いのが特徴です。淡色に作り上げるために薄皮を外した大豆を蒸さずに煮るという製造工程も特徴的です。 ・九州麦みそ 温かな気候が故に、短期間熟成で程よい着色に仕上がる人気の麦みそです。大豆の倍ほどの麦を加えて発酵させることで、特徴的な甘みを感じるバランスのいい味噌でどんな料理にも合わせやすいみそです。

味噌の選び方

昔ながらの製法で、保存料、着色料無添加の物を選びましょう。また、沢山の種類があるので、お好みの「味」や「作りたい料理」などによって使い分けるのもおすすめです。 成分表示に「酒精」や「アルコール」と表記のあるものは、味噌の発酵を止めてあるものになります。味噌は発酵食品なので、微生物の活動をアルコールで止めないと発酵は進み、味は変化していきます。食べられなくなるわけではありませんが、酸味が強まったり、発酵臭が増したりします。(アルコールなどの表記がなくても、加熱殺菌により菌を失活させている場合もあります。) 買ったばかりの味を長く楽しみたい方は酒精入り、または加熱殺菌済みの物を選ぶのが良いかもしれません。「生みそ」や「非加熱」の表記がある味噌は発酵菌(麹菌)が生きている味噌です。 発酵の過程で発生するガスで容器が破損しないように内蓋に「空気孔」があるものが多いです。こういった生みそを買った場合、冷蔵保存することで菌の活動は穏やかになり、発酵の速度も落とすことができます。

【まとめ】ヴィーガンライフにおすすめの味噌について

僕自身、小さいサイズの生みそを5種類ほど常備して使い分けたり合わせみそを作って楽しんだりしています。 手軽で美味しく、食べ馴染みのある味噌は、今回ご紹介した味噌汁に留まらず、漬ける、かけるなど様々なソースやたれにもなりますし、カレーやお菓子作りの際のコクだしにも使える本当に万能な食品です。 是非いくつかの味噌をお試しいただき、様々な料理に活用してみてください。

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

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学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

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