ブランドと街が交わると、何が生まれる? 神奈川・茅ヶ崎で始まる『SAZANKA WELLNESS FESTIVAL 』
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2026年11月1日、湘南・茅ヶ崎で初めて開催される「SAZANKA WELLNESS FESTIVAL」。
ウェルネスやビューティー、ファッション、サーフ、フード、音楽と、会場には異なるジャンルのブランドや人が集まる。けれど、このフェスが目指しているのは、それぞれの魅力を並べて見せることだけではない。
異なる価値観が同じ場所で交わり、そこに茅ヶ崎という街や人が加わることで、新しい関係や文化が生まれていく。そんな場をつくろうとしている。
茅ヶ崎・サザンビーチの夕陽と街の灯りが、水面を照らす一枚をキービジュアルに採用。
「フォトグラファー / 川名健太 氏」
今回集まるのは、必ずしも湘南や茅ヶ崎で生まれたブランドばかりではない。異なる土地や国、カルチャーを背景に持つブランドがこの街にやってきて、茅ヶ崎の人や暮らし、この土地に根づく空気に触れていく。
SAZANKA WELLNESS FESTIVALの理念に共鳴する、厳選されたブランド
一方で、地元に暮らす人たちにとっても、これまで知らなかったブランドや価値観と出会うきっかけになる。
外から来るものと、もともとこの土地にあるもの。その両方が同じ場所で混ざり合うことから、SAZANKAは始まろうとしている。
ブランドを見せるのではなく、関係を育てる
イベントと聞くと、ブランドがブースを構え、商品を並べ、来場者がそれを見たり買ったりする風景を思い浮かべる人も多いかもしれない。もちろんSAZANKAでも、さまざまなブランドや商品との出会いが用意されている。ただ、このフェスが目指しているのは、商品を介した一度きりの接点ではない。
ブランドが茅ヶ崎に来て、この街に暮らす人たちと出会い、地域の空気やライフスタイルに触れる。その一方で、地元の人たちも、外からやってきた新しい価値観やものづくりに触れていく。
その間に生まれる会話や共感、違和感や発見まで含めて、フェスの一部なのだと思う。発表されたリリースでも、SAZANKAは完成されたフェスを一方的に届けるのではなく、参加するブランドや地域に暮らす人、訪れる人とともにその形を育てていきたいとしています。
ブランドが何かを届けるだけでもなく、地域が何かを受け取るだけでもない。その間に新しい関係が生まれ、それが少しずつ積み重なっていくことに、このフェスの意味があるのかもしれない。
湘南らしいものを集めるのではなく、この街で新しいものを育てる
東京でも横浜でもなく、茅ヶ崎で開催することにも意味がある。
茅ヶ崎では、海や自然が特別なものとして存在するのではなく、日々の暮らしのすぐそばにある。朝に海へ行く人がいて、サーフィンをする人がいて、犬の散歩をする人がいる。お気に入りの店に立ち寄ったり、顔見知りと言葉を交わしたりしながら、人と人とのつながりが自然に生まれていくことも、この街の魅力のひとつだ。
ウェルネスという言葉が今ほど広く使われる前から、身体や心、自然との距離を、自分なりに心地よく保つ暮らし方がこの街にはあったのかもしれない。そこに、外から新しいブランドや価値観が入ってくることで、もともとあるものが失われるのではなく、違うもの同士が隣り合い、新しい選択肢や発想が生まれていく。
SAZANKAは、湘南らしいもの”を集めるためのイベントというより、湘南という場所だからこそ生まれる新しいものを育てるための場ともいえる。
「ウェルネス」を、もっと自由に考えてみる
SAZANKAを見ていると、「ウェルネス」という言葉の捉え方も少し変わってくる。
身体を整えたり、栄養を補ったり、運動したりすることだけがウェルネスなのではなく、好きな服を着ることや、おいしいものを食べること、音楽に触れること、誰かと話すこと、これまで知らなかった価値観に出会うことも、自分の心や暮らしが少し豊かになるのであれば、それもひとつのウェルネスだと考えることができる。
サザンビーチ茅ヶ崎の目の前にあるSAN BY AIR MARKETを出発し、波の音を感じながら、茅ヶ崎のビーチ沿いをラン
リリースでも、身体的な健康だけではなく、心が満たされ、日々の幸福感が高まることまで含めたWELL-BEINGを、このイベントの考えるウェルネスとして掲げています。
この考え方は、VEGAN’S LIFEがこれまで伝えてきたヴィーガンのあり方にも、どこか通じるものがある。
「ヴィーガンだから選ぶ」ということだけではなく、おいしいから食べたい、心地よいから使いたい、好きだから選びたい。その先に、環境や動物、社会への配慮が自然につながっていく。
SAZANKAが提案するウェルネスもまた、誰かに決められた正解ではなく、一人ひとりが自分にとって心地よい選択肢と出会うことなのだと思う。
「SAZANKA」という名前に込められたもの
「SAZANKA」という名前は、山茶花から生まれた。
山茶花は、寒さが深まり始める季節に花を咲かせる植物で、その力強い生命力に、「健康でいること自体が目的ではなく、自分の人生を咲かせるために健やかでいる」という、このフェスが考えるウェルネスの姿を重ねているという。この名前をあらためて考えてみると、山茶花が象徴しているのは人だけではないようにも感じる。
ブランドもまた、最初から大きな存在として生まれるわけではなく、ひとつの商品や小さなコミュニティから始まり、誰かとの出会いや、ある土地との出会いをきっかけに少しずつ育っていく。その積み重ねによって、やがてひとつのブランドという枠を超え、文化をつくる存在へと成長していくこともある。SAZANKAという名前には、人の人生だけではなく、ブランドや街、コミュニティがそれぞれの場所で花開いていく姿も重ねられるのではないだろうか。
“未来のモンスター”が生まれる場所
SAZANKAについて、プロデューサーの湯川正人氏に聞く中で、印象的だったのが「未来のモンスターをつくる」という言葉だった。ここでいうモンスターとは、単に売上が大きいブランドや、有名な存在ということではない。
強い個性や思想を持ち、これまでになかった価値観を提示し、やがて人や街を巻き込みながら大きなカルチャーへと育っていく存在。
それは、今はまだ広く知られていない小さなブランドかもしれないし、クリエイターや地元の店かもしれない。あるいは、このイベントで初めて出会った人たちの会話から生まれる、まだ名前すらないプロジェクトかもしれない。
完成されたブランドだけを集めて見せるのではなく、異なる背景を持つ人たちが同じ場所に集まり、そこから次の何かが生まれていくこと。SAZANKAが面白くなるのは、イベント当日だけではなく、その翌日からなのかもしれない。
一日限りのフェスを、この街の文化へ
今回、会場となる場所は、長い間、雑草が生い茂る空き地だったという。
そして2030年には、この場所に「MAISON CACAO HOTEL」が誕生する予定だ。
何もなかった場所に人が集まり、ブランドがやってきて、地元の人と話し、新しい価値観に触れ、そこからまた別の人と人がつながっていく。イベントを1日開催すること自体がゴールなのではなく、そうした出会いが積み重なっていくことで、いつかこの街ならではのカルチャーへと育っていくことが、このフェスの先に描かれている未来なのだと思う。
今回のSAZANKA WELLNESS FESTIVALは、「完成されたフェスの第1回目」というより、これから何かが始まっていく、その最初の日なのかもしれない。寒さが深まり始める季節に花を咲かせる山茶花のように、茅ヶ崎の海辺から、まだ名前のない新しい文化が少しずつ芽吹こうとしている。
湯川正人さんからのメッセージ
「SAZANKAを通して、茅ヶ崎という街にどんな未来をつくっていきたいか。また、この場所からどんな“未来のモンスター”が生まれてほしいか」
プロデューサー 湯川正人 氏
自分は東京の下町にある繊維工場で生まれたファッション家庭のルーツを持ちながら、5歳からは海があるこの茅ヶ崎でサーフィンと共に育ちました。そして、自分がサーフィンだけでなく、音楽やアートなど、さまざまな分野で活動しているのも、この街に根付く多様なカルチャーに触れ、それらと共存しながら生きてきたからだと思います。今振り返ると、僕は常に自分の心と向き合い、自分が本当にやりたいと思うことを追い続けてきました。そして、自分の心に正直に、自分らしく生きることこそが、最もウェルネスだと感じています。長年にわたり国内外を巡り、さまざまな文化や価値観、人々の生き方に触れる中で、多くのことを感じ、学んできました。だからこそ、SAZANKAを通して実現したいのは、単に人が集まるイベントではなく、新しい価値観や可能性が生まれる場所をつくることです。ブランドと人が出会い、人と人がつながり、そこから新しい挑戦やカルチャーが生まれていく。今はまだ世の中に知られていない才能やブランドが、この街で可能性を広げ、やがて次世代を象徴するアイコンへと成長していく。そんな未来が生まれたら面白いですよね。
僕は、この地球にはまだ知られていない才能や可能性が溢れていると思っています。その違いは、「知られているか、知られていないか」という、とてもシンプルなことなのかもしれません。
だからこそ、人やブランドが持つ本来の魅力や思想に光を当て、新しい出会いや挑戦が生まれるきっかけをつくりたい。SAZANKAがその一つのきっかけとなり、この場所から新しい価値観やカルチャーが生まれていったら嬉しいです。
SAZANKA WELLNESS FESTIVAL
2026年11月1日(日)11:00〜19:00
会場:サザンビーチちがさき前 特設会場
入場:無料
公式Instagram:sazanka_wellnessfestival
アクセス:
◼︎電車でお越しの方
JR茅ヶ崎駅南口より徒歩約20分
◼︎茅ヶ崎駅南口からバスでお越しの方
「サザンビーチヒルズ」前までバスでお越しいただけます。
※会場まで徒歩約1分
◼︎タクシーでお越しの方
JR茅ヶ崎駅南口より約5〜10分
※行き先は「サザンビーチちがさき」とお伝えください。
◼︎お車でお越しの方
会場に隣接するコインパーキングをご利用いただけます。
主催・制作:MST株式会社
特別協賛:メゾンカカオ株式会社
イベントでは、ウェルネス、ビューティー、ファッション、サーフ、フード、音楽、映像など、さまざまな体験が予定されています。

