即日完売が続く、ヤマキ醸造「豆庵豆腐工房」豆腐のヴィーガンマヨネーズ。

公開日: 2023.8.23

更新日: 2023.8.24

味噌・醤油・豆腐などの伝統食品を製造・販売するヤマキ醸造より、卵を使用しない「とうふのマヨ」が全国販売となった。2022年9月より埼玉県児玉郡神川町の本社工場に隣接する直売店で先行販売してきたが、商品が並ぶと瞬く間に売り切れてしまう人気商品。こちらの製品作りのきっかけには、豆腐の消費が減少する中、形を変えてとうふの新しい美味しさを知ってもらいたいという思いがあったという。

はじまりは「もったいないをなくしたい」思いから

ヤマキ醸造の運営する豆庵豆腐工房では、農薬や化学肥料の使用を控えた国産有機栽培・特別栽培大豆を使用し、伊豆大島の海精にがりと神泉の名水で寄せたとうふを製造。「豆庵豆腐」「湧水豆腐」として直売店の他、百貨店をはじめ全国の自然食品販売店等でも販売している。

豆庵のとうふは製造後の再加熱をしない新鮮な風味が特徴の「生とうふ」なので、消費期限が6日と短く、製造余剰分は販売期間の短さから、翌日以降出荷不可。また、にがりのみで寄せたとうふは、デリケートで欠けなどの形状不良が発生しやすいため、一定数が不良品となり出荷ができず、フードロス(廃棄)となってしまう問題を抱えていた。欠けていてもとうふの美味しさは変わることなく、素材と製法にこだわった美味しいとうふを別の商品として生まれ変わらせることはできないか、社を挙げて約1年に及ぶ試行錯誤の結果、誕生したのが豆庵とうふのアップサイクル商品「とうふのマヨ」。

マヨネーズの成分比較

国産素材にこだわった「プラントベースマヨネーズ」

「とうふのマヨ」は、厳選した国産有機栽培・特別栽培大豆で作る豆庵のとうふを主役に、国産の一番搾り菜種油・米酢・種子島産粗糖(精製度が低くミネラル成分が含まれた砂糖)など、使用する素材は全て国産にこだわった。そして食品添加物は使用せず、素材を活かしてシンプルな原材料のみで作っているのが特徴。

一般的なマヨネーズに使われる「卵」を使用せずに植物性素材だけでマヨネーズのようなコクと旨味を実現した、軽やかな味わいのマヨネーズ風ドレッシング。卵アレルギーの方や、動物性食品を控えている方、環境に優しいプラントベース食品やヴィーガン食品に関心のある方にもおすすめです。

高たんぱく・低カロリー・低脂質でもしっかり美味しい

「とうふのマヨ」は、原材料の約半分がとうふであるだけにその成分にも大きな違いがあります。油と卵で作られた一般的なマヨネーズは製品の65％以上が油になるため、カロリーや脂質が気になるという方も多いはず。

＜マヨネーズ(全卵)＞
エネルギー：668kcal
たんぱく質：1.4g
脂質：76.0g
炭水化物　：3.6g
食塩相当量：1.9g

＜とうふのマヨ＞
エネルギー：306kcal
たんぱく質：3.5g
脂質：31.3g
炭水化物　：2.6g
食塩相当量：1.55g

栄養成分比較表(100gあたり)
参照元：日本食品標準成分表2020年版マヨネーズ全卵型

単に油を少なくするとカロリーは減るが、味や風味の面で物足りなさを感じる仕上がりになってしまうのは誰もが想像できると思います。しかし、カロリーオフのマヨネーズには油の代わりに砂糖や水飴、増粘多糖類、たん白加水分解物を添加して、コクやとろみ、旨味を補い、食品添加物を使用していない美味しいマヨネーズ風ドレッシングもありますが、自然なとろみをつけるために、やはりその大半は油を主原料としています。

「とうふのマヨ」はとうふのにがりで固まる特性を活かして、乳化剤を使用せずに少ない油量で乳化させているため、とうふ由来のたんぱく質は高く、それでいて脂質とカロリーは約半分、さらに卵を使用していないのでコレステロールもゼロと、健康を意識する方にも美味しく召し上がっていただけると好評のようです。とうふの美味しさを活かした、低カロリーかつマヨネーズの代わりに使用しても十分に満足感のある味わいに、ぜひ注目してみてください。

「とうふのマヨ」の特徴について

・主役は豆庵豆腐工房のとうふ
・環境に優しいとうふのアップサイクル商品
・素材は全て国産
・卵不使用なのでコレステロールゼロ
・プラントベース・ヴィーガン食品
・トランス脂肪酸フリー
・高たんぱく(たんぱく質150％UP※)
・低カロリー(カロリー54％OFF※)
・低脂質(脂質59％OFF※)
※日本食品標準成分表2020年版マヨネーズ全卵型と比較