今さら聞けない、グルテンフリーとヴィーガンの違い

公開日: 2024.8.5

特集

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国内のスーパーやコンビニなどでも少しずつ見かけるようになってきたグルテンフリーの製品たち。欧米ではすでに一般的となっておりほとんどのレストランやカフェなどでも導入されています。一方日本では、少しずつではありますがグルテンフリーメニューの導入があり有名チェーン店のカフェやレストランなどでスイーツや食事ができるようになっています。

そんな中、グルテンフリーとヴィーガン食について混在されて表現されるケースを見かけるようになったので、あらためてヴィーガンとグルテンフリーの違いについて紹介します。グルテンフリーとヴィーガンはそれぞれ異なる食事の選択やライフスタイルに関連していますが、以下のように違いがあります。


グルテンフリーについて

定義:グルテンフリーは、食事からグルテンを排除することを意味し、グルテンは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質。

グルテンフリーを選択する理由:

  • セリアック病::グルテンを摂取すると免疫系が小腸を攻撃し、消化吸収障害を引き起こす病気。
  • グルテン過敏症:グルテンを摂取すると消化不良や腹痛などの症状を引き起こすが、セリアック病とは異なる。
  • 健康/美容志向:一部の人は、健康や体重管理、肌荒れ予防としてグルテンフリーを選択する。


食品例:

  • グルテンフリーパン、グルテンフリーパスタ、グルテンフリークッキー、グルテンフリーケーキ、グルテンフリー麺


代替例:米、玄米、トウモロコシ、豆類、果物(米粉を使用してのスイーツや麺が増えています)

ヴィーガンについて

定義:ヴィーガンは、動物性食品や動物由来の製品を一切摂取しないライフスタイル。これには肉、魚、乳製品、卵、蜂蜜などが含まる。

理由:

  • 動物福祉: 動物の権利や動物虐待に反対するため。
  • 環境保護: 動物農業の環境への影響を軽減するため。
  • 健康志向: 動物性食品の排除が健康に良いと信じるため。


食品例:豆類、ナッツ、種子、穀物、野菜、果物、植物性ミルク(例: 豆乳、アーモンドミルク)、豆腐、テンペ。

グルテンフリーとヴィーガンの主な違い

制限する成分:

  • グルテンフリー: グルテンを含む食品を排除。
  • ヴィーガン: 動物性食品を排除。

目的:

  • グルテンフリー: 主に健康上の理由(セリアック病、グルテン過敏症など)。
  • ヴィーガン: 動物福祉、環境保護、健康。


許容される食品:

  • グルテンフリー: グルテンを含まない動物性食品は許容。
  • ヴィーガン: グルテンを含む植物性食品は許容。


海外では、グルテンフリー、ヴィーガンの製品であるかどうかとてもわかいやすくマークがついていますが、一方日本ではグルテンフリー認証に関する基準や、認証機関がないこともあり表現などに慎重になる必要があります。ヴィーガンに関しては、認証機関が各機関の基準によって認証マークを発行されていますので、そちらも確認いただくのが良いかと思います。

https://vegans-life.jp/article/3317

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