【埼玉・熊谷】畑も、食も、休息も。「暮らしを整える場所」Raw Souk eden(ロースークエデン)が生まれた理由

公開日: 2026.7.29

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「食べることだけでは、伝えきれない。」

Raw Souk代表の原嶋 氏がそう語る理由は、新たな拠点「Raw Souk eden」を訪れると、自然と理解できます。

畑と建築がひと続きになるRaw Souk EDEN。自然とともに過ごす時間をデザインした空間


食べること、育てること、休むこと。そのすべてが、この景色の中につながっている。


ここには、カフェでもレストランでもない、もうひとつのRaw Soukがあります。
土に触れ、風を感じ、食を楽しみ、人と語らい、自分の時間を取り戻す。
12年間、「心地よい暮らし」を提案してきたRaw Soukが、その想いを空間として表現した場所です。

今回は、Raw Souk edenに込めた想いと、ここから描く未来について伺いました。

「また戻ってきたくなる場所」をつくりたかった

「意識がそれてしまったときに、戻ってこられる場所をつくりたかったんです。」

原嶋 氏が最初に語ってくれたのは、そんな一言でした。



忙しい毎日の中では、食事も、睡眠も、自分をいたわる時間も後回しになりがちです。
だからこそedenは、「整えなければ」と頑張る場所ではなく、自然と深呼吸ができる場所でありたい。

ピラティス、ヨガも、この場所では暮らしを整える時間のひとつ。


人それぞれのペースで過ごし、自分自身をリセットできる場所。
それが、Raw Souk edenの出発点でした。

農業を、もっと身近で心地よいものに

edenの大きな特徴のひとつが、農業体験ができることです。
ただし、ここで目指しているのは「本格的な農作業」ではありません。

原嶋 氏が変えたかったのは、農業に対するイメージでした。

「畑仕事は腰が痛くなる、大変そう、という印象がありますよね。」

そこでedenでは、腰を大きく曲げずに作業できる高さの栽培エリアを設けています。

腰を大きくかがめずに作業できるレイズドベッドを採用。農業をもっと身近で、心地よい体験へとアップデートしています。


植物の世話をしながらも、身体への負担をできるだけ減らす設計です。

「農業は特別なものではなく、もっと気軽に楽しめるものであってほしい。」

そんな想いが、この畑には込められています。

土に触れる時間も、ウェルネスになる

edenで過ごしていると、不思議と時間の流れがゆっくりになります。


畑で植物に触れ、風を感じ、鳥の声を聞く。
収穫だけが目的ではなく、その時間そのものを楽しむ。



原嶋 氏は、「サウナへ行くような感覚で畑に来てほしい」と話します。

自然の中で身体を動かすことも、心を整えることも、どちらも暮らしの一部。
ヨガや食事、休息と同じように、土に触れる時間もまた、ウェルネスのひとつなのです。

この場所だから生まれる景色

Raw Souk edenは、自然の中に新しくつくられた施設ではありません。
目の前に広がる畑との縁から出会った建物を活かし、できるだけ元の姿を残しながら手を加えてきました。
錆びた鉄、古い梁、時間を重ねた素材。
それらを「古いもの」として壊すのではなく、この場所の個性として受け継いでいます。

元洋裁所を、廃材を生かしてDIY。Raw Soukらしい、温もりある空間が広がります。


その考え方は、Raw Soukの商品づくりにも通じています。
余計なものを足すのではなく、本来ある魅力を引き出すこと。
建物も、食も、人も。
あるがままを大切にする姿勢が、EDENという空間にも表れています。

食べることの、その先へ

原嶋 氏が目指しているのは、食を提供する場所ではありません。

育てること。
食べること。
休むこと。
人とつながること。

それらをひとつの暮らしとして提案することです。
将来的には、ブランドの考え方に共感する人が集い、それぞれの時間を過ごせるコミュニティへと育てていきたいといいます。

身体にやさしいだけでは続かない。Raw Soukは、「おいしい」の先にある豊かな食体験を提案しています。


畑で植物に触れたあとに食事を楽しみ、本を読み、ヨガをして、ゆっくりと過ごす。
そんな一日を、特別なイベントではなく、日常の延長として体験できる場所。
edenには、そんな未来が描かれていました。

暮らしを育てるブランドへ

Raw Soukが届けてきたのは、ヴィーガンフードではありません。
心地よく暮らすための、小さな選択肢です。

その選択は、一皿の料理から始まり、ロースイーツやロースナックへと広がり、いまは「場所」という形になりました。

「持ち歩けるロースイーツ」を目指して生まれた、Raw Soukの人気商品「RAW BUTTER SAND」


ブランドが育てているのは、商品ではなく、暮らしそのもの。
edenを歩いていると、そのことがよくわかります。

おいしいものを食べることも、土に触れることも、少し立ち止まることも。
どれかひとつではなく、そのすべてがつながって、毎日の心地よさをつくっていく。
Raw Souk edenは、その入り口になる場所でした。

編集後記

取材を終えて印象に残ったのは、原嶋 氏が繰り返し口にしていた「心地よい」という言葉でした。
身体にいいから続けるのではなく、心地よいから続く。
環境のために我慢するのではなく、自分にとって自然な選択を重ねていたら、結果としてサステナブルな暮らしにつながっていた。

服部めぐみ

VEGAN’S LIFE編集長

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ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター。美容・食・サステナブル領域を専門とするエディター。生産者やブランドの哲学を伝える取材・編集を行う。「未来に残したい価値を、読者の心に残るコンテンツへ。」をテーマに、プラントベースを軸とした新しいライフスタイルを発信している。

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