パタゴニア プロビジョンズより国産不耕起有機大豆を使用したオーガニック味噌が登場
公開日: 2024.3.19
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アウトドア企業のパタゴニア日本支社は、2024年3月14日(木)に、国産不耕起有機大豆を使用した「オーガニック味噌」と、持ち運びに便利な「オーガニック味噌・トゥー・ゴー」を発売。
土壌を掘り起こし、かきまぜ、ひっくり返す「耕起」を減らせば、土壌の侵食を削減し、土壌の水分を保持し、土壌に有機物を蓄積していくことで大気中の炭素を土壌に取り込むことができる。千葉県匝瑳市にてソーラーシェアリングの下の畑で有機JAS認定を受けて管理しているThree Little Birds合同会社において、種まきする場所以外は耕起しない「不耕起管理」で栽培した大豆を、自家採種の蔵つき麹菌で天然醸造。 約20カ月間長期熟成しているため、味に深みとコクがあり、旨味、風味が増している。
オーガニック味噌 600g 1,490円(税込)/トゥー・ゴー 200g 778円(税込)
原材料:有機大豆(千葉県産)、有機米(千葉県産)、食塩
製造元:マルカワみそ株式会社 (福井県越前市)
https://www.patagonia.jp/product/organic-miso-600g/PRJ01.html
リジェネラティブ・オーガニック認証における不耕起管理
今こそ食料と繊維のシステムに明確かつ計算された変化を引き起こすべき時だという信念のもと、2017年に、パタゴニアは複数の団体と協同で、世界最高水準のオーガニック認証としてリジェネラティブ・オーガニック(RO)認証を確立。RO認証はオーガニック農業を実践した上でさらに前進し、気候変動と戦うために土壌の健康を高めることを優先。RO認証を取得するには、土壌の健康、動物福祉、労働者に対する公平性のそれぞれで厳格な基準を満たす必要があり、土壌の健康の中に、最小限の土壌撹乱や輪作などが含まれている※1。
「最小限の土壌撹乱」とは、土壌への人為的な撹乱の影響を可能な限り最小化することであり、「なるべく耕さない」ことを意味する。人が直接管理しない替わりに、カバークロップなどの植物やミミズなどの土壌生物の生態学的な働きを発揮しやすい環境条件を整えることによって、自然に則した方法で土壌の健康を高めていく。
パタゴニア日本支社は、2021年より、茨城大学農学部 小松﨑 将一先生(不耕起有機栽培研究の第一人者)、神戸大学農学部 庄司 浩一先生(農業機械の専門家)の研究協力のもと、Three Little Birds合同会社とRO認証取得をめざして不耕起と輪作など、土地利用型作物の栽培体系づくりに取り組んでいる。この取り組みにおける2023年産の有機大豆収穫量は823.5 kg。面積当たりの収量では、2022年産との比較で、千葉県や全国平均と同等以上の実績※2。
※1リジェネラティブ・オーガニック認証のフレームワーク
https://issuu.com/patagoniajp/docs/framework_regenerativeorganiccertified
※2ソーラーシェアリング支柱際の非作付け面積を含む2023年産反収:117.3 kg/10a
ソーラーシェアリング支柱際の非作付け面積を除き、露地での一般栽培と条件を揃えた場合の2023年産反収:198.0 kg/10a
参照:比較対象例(慣行栽培などを含むデータ)
■2022年産全国平均反収:160kg/10a
農林水産省統計データ
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/mame/r4/mame/index.html
■2022年産千葉県平均反収:123kg/10a
千葉県統計データ
https://www.pref.chiba.lg.jp/seisan/jouhou/documents/chibanoenngeitonousan1-60.pdf
ネットゼロ達成に向けたソーラーシェアリングへの投資
パタゴニア日本支社は、2040年までにサプライチェーンを含むパタゴニアのビジネス全体で温室効果ガス(GHG)排出量を. 実質的にゼロ化するネットゼロ達成を目標としており、排出する二酸化炭素排出の90%以上を占めるサプライチェーンを通した環境フットプリント削減に長年取り組んでる。その一方で、使用エネルギー自体を転換するために、2018 年から、千葉県匝瑳市の市民エネルギーちば合同会社が運営する2つのソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)と、兵庫県豊岡市の(株)坪口農事未来研究所が運営する4つのソーラーシェアリングに投資。匝瑳の2プロジェクトで発電された電気は、パタゴニア東京・渋谷ストアをはじめとする関東地方の店舗、オフィス合計7施設で使用している。
オーガニック味噌に使用している不耕起有機大豆は、パタゴニア日本支社が投資し、市民エネルギーちば合同会社が運営するソーラーシェアリングの下の有機JAS認定圃場で生産され、Three Little Birds合同会社が営農管理を行なっている。
期間限定オーガニック味噌メニュー提供
パタゴニア鎌倉と、パタゴニア東京・丸の内近隣の飲食店で、オーガニック味噌を使った期間限定メニューを提供する。
期間:2024年3月14日(木)~限定数に達し次第終了
いつものお醤油の代わりに。味噌そのままの味をお試しいただくために、温かいごはんに乗せてお召し上がりください。全ての定食で提供。
朝食屋コバカバ:
鎌倉野菜市場とパタゴニア鎌倉ストアの並びにある身体にやさしいシンプルな和食と暮らしが味わえる朝ごはん専門店
https://www.instagram.com/cobakaba/
鎌倉市小町1-13-15
7:00~14:00(ラストオーダー13:00)
定休日:水曜
パタゴニア社 Patagonia, Inc.について
「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」
パタゴニアは1973年にイヴォン・シュイナードが創業した、米国カリフォルニア州ベンチュラに拠点を置くアウトドア・アパレル企業です。Bコーポレーション認証を取得しており、1% for the Planetの加盟企業です。パタゴニアは製品品質の高さと環境保護活動において国際的に高く評価されています。独自の所有形態によって、事業に再投資されなかった利益を配当金として地球を守るために分配します。
パタゴニア日本支社 Patagonia International Inc.,Japan Branch
所在地 :神奈川県横浜市戸塚区川上町91-1 BELISTAタワー東戸塚5階
設立年月日:1988年8月23日
日本支社長: マーティ・ポンフレー
www.patagonia.jp