健康博覧会2026レポート|プラントベースのイマとこれから―腸活・美容水・グルテン対策が示す市場成熟

公開日: 2026.2.26

特集

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健康に気をつかいたい。
でも、頑張りすぎるのは続かない。
そんな声を、私たちは日々たくさん受け取っています。

2026年に開催された「健康博覧会2026」を歩きながら感じたのは、
プラントベース市場が確実に“次のフェーズ”へ入ったということでした。
ここ数年、腸活やグルテンフリーはトレンドとして拡大してきました。
しかし今年の会場で目立っていたのは、“流行”ではなく“定着”。

乳酸菌はより精密に。
グルテン対策はより日常的に。
そして、水にさえ美容機能を持たせる商品が登場するなど、
インナーケアは「特別な努力」から「習慣の延長」へと移行しています。

これは市場の拡大というより、成熟のサインです。
なぜなら、スタートアップだけでなく老舗企業までもがプラントベース領域に本格参入し、
製品設計が“話題性”ではなく“継続性”を前提に組み立てられていたからです。

本記事では、健康博覧会2026で見えてきた具体的な製品動向を通して、プラントベースのイマとこれからを読み解きます。

腸活は“定番”から“精密化”へ

会場で最も存在感を放っていたのは、やはり腸活関連製品でした。
乳酸菌は必ずしも乳由来ではなく、植物発酵由来や穀物由来の菌株など、プラントベース対応素材が増加。
菌の種類ごとの機能性訴求も進み、「とりあえず乳酸菌」から「目的別に選ぶ」フェーズへ移行しています。

発酵させたキムチから菌を抽出しグルテンを分解。抗酸化力が高いモリンガも配合。


さらに、グルテン対策市場も拡大。
グルテンは体質によって腸に負担をかける場合があり、腸の粘膜が弱い人は不調を感じやすいといわれています。
そのため、「グルテン分解サポートサプリ」「消化酵素配合製品」「グルテンフリー食品」といった製品群が充実し、腸活とグルテンフリーは今後さらに融合し、 “腸にやさしい設計”という軸で成熟していくと感じました。

美容水という新しいインナーケアの形

近年、「美容水」を選ぶ人が確実に増えています。
ただ喉を潤すための水ではなく、美容意識の延長として“こだわった水を飲む”時代へ。
「シリカ水」「ミネラル強化水」「アルカリイオン水」「酵素水」など、
美容や健康を意識した水はすでに定番市場になりつつあります。

そして今回の健康博覧会2026で印象的だったのは、その“美容水市場”がさらに進化していたこと。
単なる機能性ウォーターではなく、サプリメント効果を持たせた水が登場していました。

2foods 2Water Ceramide


米由来セラミドを添加しながらも、水の味はそのまま、クセがなく、日常の延長線上で取り入れられる設計です。
これは、「サプリを飲む」から「水を選ぶ」へ。
美容・インナーケアが“習慣の中に溶け込む”ことを意味します。
プラントベース市場においても、植物由来成分を日常飲料に自然に組み込む流れは今後さらに拡大すると予想されます。


今回登場していた美容水は、水の味はそのまま。違和感なく日常に溶け込む設計です。
これは「美容を足す」のではなく、水を選ぶだけ」に変わるということ。例えば、新幹線や飛行機、ホテルで過ごす時など乾燥がより気になるときの水分補給などにもおすすめです。

https://2foods.jp/pages/2water-ceramide?srsltid=AfmBOoorPYjbC-pICsGNIM21AWHF4OJo9-fKW_3oal29J66J3aHnMHZD

老舗企業が描くプラントベースの未来

老舗昆布メーカーとして知られる(株)くらこんホールディングスからは、プラントベース仕様のフムス(HUMMUS)が登場。


和の発酵文化を支えてきた企業が、植物性市場へ本格参入。
これは単なる商品拡張ではないと思っています。伝統企業が“プラントベースを前提とした設計”へ。
スタートアップ発のトレンドだったプラントベース市場は、業界横断型のスタンダードになってきています。

https://www.kurakon.jp/hummus/

プラントベースのイマとこれから

健康博覧会2026で見えてきたのは、

❶腸活の精密化
❷ グルテン対策の一般化
❸ 美容水の習慣化
❹ 植物由来機能性成分の標準化


左上:葉酸・鉄分をお菓子感覚で「なつめちゃん」 右上:腸活もできるルイボスティ「ロイヤルコロンティ
左下:老舗胡麻企業から登場の毎日飲みたい「腸活黒ごまラテ」右下:低カフェインで抗酸化力が高い美容のためにも飲みたい「スローグリーンコーヒー

プラントベースは「我慢」ではなく、無理なく整える選択肢へ進化していているのではないでしょうか。
消費者が求めているのは、“強い効果”ではなく“続けられる設計”だと思います。

https://dpass.official.ec/

編集後記

プラントベースは、誰かのための特別な選択ではありません。
それは、無理をしないための工夫であり、
未来に負担を残さないための知恵であり、
そして何より、自分を大切にするための小さな決断です。

健康博覧会2026で見えてきたのは、 “頑張る健康”の時代の終わりと、 “整える日常”の始まり。

気づけば自然とプラントベースを選んでいた。そんな軽やかな未来へ。
これからも、暮らしに根づくプラントベースのイマとこれからを伝えていきます。

https://www.this.ne.jp/

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

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学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

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