ヴィーガンケータリングが“新しいおもてなし”に。食の多様性に応える「WE TABLE BOX」が切り拓く未来

公開日: 2026.2.10

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食の価値観が多様化する現代において、イベントや企業のレセプションに求められる基準は確実に変わり始めています。「誰もが同じテーブルを囲めること」——それは単なる理想ではなく、これからのビジネスにおける重要なホスピタリティになりつつあります。こうした背景の中、株式会社ポックはフードダイバーシティに対応したインクルーシブ・ケータリング「WE TABLE BOX」のβ版提供を開始しました。


本サービスは、ヴィーガンや宗教的配慮、アレルギーなど異なる食要件を持つゲストを迎える際の「どこに頼めばいいかわからない」「対応できても味が不安」といった課題を解決することを目的としています。
要件整理からメニュー設計までを専任コンシェルジュが担い、手配の負担を軽減しながら味や見栄えにも妥協しない食体験を提供する点が特徴です。

オーダーメイドで実現する「みんなが同じ食卓に座れるケータリング」

「WE TABLE BOX」は、多様な背景を持つメンバーが集まる企業やチームのためのオーダーメイド型ケータリングです。ヴィーガン、宗教上の配慮、アレルゲンなど複雑になりがちな条件を専任コンシェルジュが整理し、無理のないメニュー構成を設計します。さらに、食の多様性対応に精通した東京のレストランやシェフと連携し、「制限があるから仕方ない」ではない満足度の高い食体験を実現します。

アラスカ ツヴァイ / 東京都目黒区東山2-5-7


例えば、完全ヴィーガンカフェ「Alaska zwei」では、動物性素材を使わず自然栽培や有機野菜を中心に世界各国の料理をプラントベースで表現。ひと口ごとに異なる味覚を楽しめる構成が特徴です。


お店からのコメント:「私たちの店は豊富な通常メニューに加えて、世界の料理をプラントベースで表現した月替わりメニューを提供しています。WE TABLE BOXも、9マスでAlaska zwei流の味覚の世界旅行を体験していただきたけるよう構成しています。ひと口ごとに違う、美味しい冒険をお楽しみください」。


プラスヴィーガニック自由が丘 / 東京都目黒区自由が丘 1-19-23


また、オーガニック&ヴィーガンレストラン「Plus Veganique JIYUGAOKA」は卵・乳製品・白砂糖を使わず、契約農家の有機野菜の旨みを丁寧に引き出した料理を提供しています。


お店からのコメント:「お店のコース料理のような体験を、時間をかけてゆっくり味わってほしい——そんな想いで作っています。9マスのBOXには、その季節に仕入れられる美味しい野菜や果物をぎゅっと詰め込みました。ひと口ごとに違う味や食感、香りとの出会いがあります。開けた瞬間のワクワクから、食べ終わるまでの余韻まで、自然の恵みをまるごと感じてもらえるようにしています。」

食データを蓄積し、“信頼できる食”をインフラ化

WE TABLE BOXは単なるケータリングサービスではありません。
提供プロセスで得られる原材料情報や調理工程を構造化データとして蓄積し、将来的にAIが参照可能な「検証プロセス付きの食データ」基盤の構築も視野に入れています。
食の透明性が重視される時代において、この取り組みは企業の意思決定を支える重要なインフラになる可能性があります。

グローバルビジネスで“当たり前”になりつつある配慮

ゲストに合わせたオーダーメイドでお作りする、色鮮やかなケータリングBOX


ビジネス目的で訪日する外国人の1人あたり旅行支出額は2024年に約25万円と過去最高水準に達しました。政府が観光政策を「量」から「付加価値重視」へ転換する中、受け入れ側のホスピタリティの質がこれまで以上に問われています。
一方で、宗教・アレルギー・ヴィーガンといった食の多様性への対応は、多くの企業にとって属人的で負担の大きい業務でもあります。しかし現在、食の選択は「制限」ではなく、自身の価値観や健康を表現する前向きな意思表示として、グローバルビジネスではすでに一般的になりつつあります。多様な食背景に応えることは特別な配慮ではなく、これからの企業活動における基本要件と言えるのではないでしょうか。

ヴィーガンケータリングで失敗しないための5つの配慮ポイント

企業のロゴ入りヴィーガンクッキーの提供も可


ヴィーガン対応は単に動物性食材を除くだけではありません。イベントの質を左右する重要な設計要素でもあります。ここでは主催者が押さえておきたいポイントをご紹介します。

① 要件整理は“最初に”行う

食の多様性は複雑です。ヴィーガンだけでなく、宗教上の制約やアレルギーなどを整理し、全体設計として無理のないメニューを最初に組むことが重要です。後から個別対応を重ねるほど、運営負荷は増大。

② 「全員が同じものを食べられる設計」を目指す

重要なのは、誰もが同じテーブルを囲める体験です。
これは単なる効率化ではなく、心理的安全性やチームの一体感を生む重要な要素。
ダイバーシティを掲げる企業ほど、この価値は大きくなる。

③ 原材料の透明性は信頼に直結する

原材料情報や調理工程を整理し、判断に必要な情報を提示することは利用企業に安心感を与えます。
“何が入っているか分からない料理”は、どれほど美味しくても選ばれにくい時代。

④ 味と見栄えは妥協しない

制限食=満足度が低い、というイメージは過去のもの。
実力店と連携し、味も見た目も高水準に仕上げることで、ブランド発表会やインフルエンサーイベントでも記憶に残る体験への提供が可能に。食から、ブランド体験につなげる。

⑤ 食の配慮は企業メッセージになる

歓迎ランチや研修などの社内イベントでも、安心して食事を楽しめる設計は企業のダイバーシティ姿勢をナチュラルに伝えることが可能に。

ヴィーガンケータリングは「特別対応」から「新基準」へ

WE TABLEの原点は、代表の息子が持つ食物アレルギーでした。
外食のたびに確認を重ね、「同じテーブルを囲めない」体験をなくしたい——その想いがサービス誕生につながっています。
ヴィーガン対応はもはや一部の人のためのものではありません。誰もが安心して食事を楽しめる環境を整えることは、企業の成熟度を示す指標になりつつあります。WE TABLE BOXの登場は、日本のイベントシーンにおける“おもてなしの基準”を書き換える第一歩になるかもしれません。

https://wetable.jp/

VEGAN’S LIFE編集部

編集部スタッフ

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学生時代から世界中を旅する中で出会ったヴィーガンライフ。健康のために、ヴィーガン食を取り入れています。 ヴィーガン検定1級/発酵食品マイスター

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